モノ作りをするということ。

 

洋服作りは妥協の妥協の連続です。

 

全てにおいて絶対的に満足のいくものは出来るわけがないと分かりながら、
毎シーズン理想の洋服作りに取り組んでいます。

 

私一人でモノ作りをしているわけではないので、
満足のいくモノを作れると思うことがおこがましいとさえ思えます。

 

現場では常に問題が発生し、以前は出来たものが何らかの理由で出来なくなったり、
現場の方々の体調や気分によりモノ作りは常に変化していきます。

 

製作段階で紆余曲折を繰り返し、全力で完成に向かい出来上がったモノが全てです。

 

そして出来上がったものに関し私は絶対の自信を持っています。

 

なぜ思うように進まなかったモノでも絶対的な自信を持てるか、
それは逆に一人でモノ作りをしているわけではないからだと気づきます。

 

 

昨日仕事終わりに、従業員同士で今後の仕事の打ち合わせをしに、カフェに行ったと聞きました。

これを聞いた時はとても嬉しかった。

なかなか出来ないと思います。頼もしいです。

 

 

明日も何かしらの問題が起こると思います。

それもみんなで考えてより良い方向にシフトし、問題を解決しながら仕事をして(生きて)いきたいと思います。

 

作/山内