今年も有り難うございました。
こんにちは、知美です。
怒濤の納品ラッシュで、自分が呼吸しているのかどうかも忘れる日々を過ごしていました。
曜日や時間感覚がなくなり、「今年は何日までやられますか?」という言葉にハッとさせられました。
もう今年も、数えるだけになってまいりました。
私のお決まりの儀式は、日本でいう一年の始まりと、自分の誕生日に、一年の目標を決める事です。
夏生まれなので、ちょうど半年ごとに目標が達成できているかどうかを確かめるいい機会になっています。
馴染みのあった「平成」も残り少なくなり、なんだか来年への期待は高まりつつあります。
出来ない理由を考える事は容易いですが、出来る理由を考えるには想像以上のパワーと能力を要する事だと思います。
私達の夢は大きく、まだまだ届かぬ処にあります。
ただ、デザイナーは着々と次の道しるべを探しながら、進み続けています。
実際は夢物語などではなく、現実は厳しいものですが、2019年・平成31年、山内にとってどんな年になるのか楽しみです。
また、今年はブランドにとって、10年目を迎える事ができました。
節目である10周年の年をどう過ごしていくのか。
これもまた、気になるところであります。
ブランドスタート当時とはずいぶん考えも変わり、年齢も重ね、見てきた世界も変わった事でしょう。
山内の一員となり、加速する世界に取り残されていく様な、でも飲み込まれそうな、不思議な気持ちを私は抱いています。
大きな変化が無くじれったい思いをしても、ぐっとこらえて、その先を見つめていきたいと思っています。
今となっては身近になった洋服も、昔と変わらず沢山の方に支えられ、なにげないその1着が出来上がります。
今年も大変お世話になりました。
繋がっている様で繋がっていなかったりとバーチャル化する世の中で、アナログな「ものづくり」は逆行しているようにも感じますが、それ故に、人と人との繋がりが “要” です。
コミュニケーションをあまり得意としない作り手の方と、時間をかけて、急ぐあまりに絡まってしまった糸を解いていけたらなぁと思ったりしています。
作 / 山内 知