安定でなく前進。

日々計画を立てノルマを達成する体制に、ようやく結果が出るようになってきました。

一人で一つの型を十数枚仕立てていくことに、初めは程遠いノルマだと感じていました。

工程数が圧倒的に多い冬物のコートも難なくこなせるようになり、この体制に間違いは無いと実感しています。

ただ早くこなすだけでは無く、綺麗に縫い上げないと台無しにしてしまうので、気持ちを込めて縫うことで、綺麗に早く仕立てられることができます。

一着ずつお渡しするお客様が決まっていて、そのお客様がいらっしゃることで、私たちは成り立っていると実感します。

そして、持ち場の仕事をきちんとこなし、縫製以外でアトリエだからこそ出来ることを身につけられるよう日々が勉強です。

少しでも私に出来ることをと山内さんに提案して頂き、最近では別注分の製作を担当させて頂きました。

工場のように決まった形を、要望のまま仕上げる事とは違い、自分の提案で製作がスタートする喜びを改めて実感しています。

早く力を付けて山内の力になれればと思っています。

作 / 齋藤