「山内」との出会い

山内 official blogをご覧の皆様。
初めまして。
山内 gallery shopの小坂と申します。
昨年の11月から「山内」新しいスタッフとして働かせていただくことになりました。
僕はモノづくりを中心としてチーム作りをしてきた「山内」にとって「異質の存在」と言われます。
何故、異質の存在かというと、、、
僕は以前、大手のアパレル会社に勤めていました。

最初は地元の名古屋で販売からキャリアをスタートさせ、幸運にも本拠地である都内への異動になりバイヤー、店舗責任者、MD、VMD 、ディストリビューター、新規事業のディレククター、海外出張など一スタッフでは経験できない貴重な体験させてもらいました。
その後、長く勤めていた会社を次のステップアップのため退職しアイウェアブランドのPRを勤めました。
刺激的でとにかくサイクルが早い毎日を送っていました。
自分は生粋の服好きだと自称していたためこの生活が好きだし、美しいモノを生み出す人たちのストーリーと一緒にお客様に共感していただいてもらえたら最高だなと思い生きてきました。
そのため今まで職人気質で真摯にモノづくりに携わってきた「山内」のスタッフからすると自分の経歴は「異質」とのことです、、、
その後、6年住んだ東京を事情により離れることになり、
慣れ親しんだ、仲間たちや尊敬する人たちと慕ってくださったお客様とも急遽お別れすることになり喪失感を感じていました、、、
東京を離れる際に懇意にしていたとあるデザイナーの方と食事をしていたところ「小坂さんの地元にすごいいいブランドありますよね?知ってます?山内?」
と聞きなれない名を聞き「誰ですか山内って?」と聞き返してなんとなく耳に残っていました。
地元、愛知に帰ってからたまたま「山内 gallery shop」でイベントがあるのを知り、その足で興味本意に立ち寄ってみました。
初めて「山内」のシャツを見た時に縫製の丁寧さに見られる特有の緊張感を感じました。
「こんなに丁寧に洋服を作っている人が愛知にもいる、、、」
と感銘を受けて「デザイナーと話してみたいな」と思ったのですがその時はデザイナーの山内さんとは話せずお店を後にしました。
少し日にちが経ち、「山内」スタッフ募集の要項を発見した自分は
何故かは分かりませんが「自分が広めなければ」と勝手に使命感を持ちスタッフ募集しました。
その時に初めてデザイナーの山内さんと出会いお話ししたところやはり想像していた通り、とても丁寧で真摯であることはもちろん、モノづくりに対する情熱や洋服への愛情が言葉の節々から伝わってきました。
その時、「もうここできっと自分は働くだろうな、、、」謎の確信を得たのです。
自分がとにかくデザイナーやモノづくりに対して尊敬の念があることファッションが好きなことを愚直に伝えました。
晴れて入社をしてみて圧倒的だったのが山内の洋服のクオリティの素晴らしさと山内さんの洋服への情熱と職人への敬意は随一ではないのかと思います。
作業に追われている毎日でも山内さんは時間を見つけて自分に熱く洋服と日本の職人と技術の素晴らしさをお話ししてくれます。
山内のコンセプトでもある「日本人であるということ。」
「made in Japan」は世界でも認められてはいますが、そのもっと手前である「日本人」というアイデンティティをもっと誇っていいと言ってもらえた気分になり背中を押され背筋が伸びます。
こんなグローバルでSNSが進化を遂げた時代でこのコンセプトはとても力強く感じます。
それを体現している山内さんの洋服。
袖を通してない方々に是非、袖を通してほしい、山内さんの思ってることや考え方を皆様にも共有できたらなと考える毎日です。
皆様とお話しできるのを楽しみにしています。
山内 gallery. shop
小坂