代償を払う。
こんにちは、知美です。名古屋も雪が降りました。
皆様、体調にお変わりないでしょうか。
アトリエでは新作のサンプル製作中につき、デザイナー本人からの更新は一旦お休みするようです。
ギャラリーの方は、12月26日(土)~1月11日(祝月)まで、過去のコレクションを振り返りながら、
未発表の特別な限定アイテムをご覧いただける様、いつもとは違った陳列で展示を致します。
そのため、年末年始は大晦日と元旦のみのお休みで、29(火)30(水)は定休日ですが営業となります。
いつもとは違う雰囲気を味わいながら、是非楽しんでいただけたらと思います。
近状報告はここまでにして、ちょっとお話したい事。
私はグラス1つを選ぶのに、こんなに労力と時間をかけて選んだことは今までなかったと思います。
上質な生活を送っていそうな方は、きっと裕福である。そんな風にイメージしがちではないでしょうか。
私は一般家庭に生まれた普通の育ちですから、余裕がありそうな雰囲気の方に憧れを持っていた時代もありました。
でも、今実感するのは、あくまで “収入” の【差】ではなく、 “覚悟” の【差】。だと思うようになりました。
とどのつまり、どこまでリスクを張る覚悟ができているのか・・にかかっている。
これが正しいかどうかは人により意見が交差するかも知れませんが、私自身の中ではスッキリと腑に落ちた事です。
格好よく見えたあの人はきっと、『身を削る思いで代償を払い続け、成功行きの切符を手にした人』なのだと感じます。
リスクヘッジに意識が集中し、情報が錯綜する風潮の中で、やはり腹を括れた人は今も昔も魅力的に映っているのではと思います。
私はやっと気持ちの上で保険的な何かを取っ払うことが出来たのだなと、自分で思えるようになりました。
数日後、新年を迎えるにあたり、来年もちょっとだけ自分の限界が広げられるように、目標に向かって鍛錬したいと思っているところです。
来年もまた、新たな挑戦をしていきますので、今後とも「山内」を、どうか宜しくお願い申し上げます。
作 / 山内 知