2023 autumn winter








アルパカメルトンダブルクロス (尾州産地)
通常は縮絨することが難しいアルパカをメルトンにして、二重織で織り上げました。
前シーズンからアルパカ素材に注目し、豊かな表情と、素材の持つ力強さが、山内の冬服にとても似合っています。
⻑年お付き合いのある一宮葛利毛織さんのテキスタイルで、試作段階から何度も壁にぶつかりながらもしっかりとイメージ通りの織物に仕上げて頂きました。
出来上がりの生地はとても滑らかで膨らみがあり、毛足の⻑い繊維ですがとても肌当たりがよく、なにより見た目の迫力が圧倒的です。
密度を高めず柔らかさを重視し、二重織りにする事で目付けを高め、重厚感を演出しています。
とても仕立て栄えのする最高の生地ですので、今期多数のアイテムで使用しています。
・品番 / 23211
・セットアップ提案商品 (パンツ 品番 23261-alp)
・サイズ展開 / 2, 3, 4
・色展開 / alpaca black
・純日本製
・お洗濯 / ドライクリーニングのみ
・左右腰ポケット+左右胸内ポケット
表地 – アルパカ 100% (尾州産)
裏地 – 毛 54% キュプラ 46%
袖裏 – キュプラ 100%
---仕上がり寸法表---
※洋服の特性上多少の誤差は生じます。
着丈 | 肩幅 | 胸囲 | 袖丈 | 袖口 | |
2 | 104 | 45.6 | 123 | 61.5 | 31 |
3 | 107 | 47.2 | 127 | 63 | 32 |
4 | 109 | 48.8 | 131 | 64.5 | 33 |













アウターとライナーはそれぞれ別々でも着用が可能で、アウターは春先や秋頃のアイテムとして、ライナーは秋冬のアイテムとして使用でき、合わせて着用する事で真冬まで対応可能です。
一般的な3way仕様のアイテムは、アウターとライナーをジップで脱着するものが多く、その際にアウター、ライナーどちらかに、脱着用のジップのディ テールが残ってしまいます。
単体で着用した際にそのディテールがデザインの邪魔になり、私はそのような仕立ては好みません。
それぞれで着用した際にも余分なディテールがなく、さらにシンプルに収めていくためのデザインを考えました。
また、先述したように山内のデザインポリシーの中で、多種多様な付属を使用しないように心がけています。
付属種類もシンプルに、ジップとボタンだけでまとめ上げるのが好みです。
このようなミリタリー系のアイテムには、よくドットボタンが用いられますが、山内はボタンのみで収めています。
ブランドコンセプトでの純日本製の括りも同じくですが、私の性格上、全てを取り入れ、選べる環境で出来上がるモノではなく、制限の中でより良い モノを選び、そのチョイスの中で熟考して完成させるデザインを目指しています。
まさにこのコートの脱着方法は、かなり時間をかけ、試作を繰り返し出来上がったディテールです。
2年前の秋冬で発表し、それから多くの再販のお声を頂いておりましたので、今期のコレクションで再提案させていただきます。
縫製に手間暇をかけ、それが山内の最大の特徴ではございますが、ここまで時間のかかる縫製はこのコートが歴代1番です。
型紙パーツの数は約90パーツあり、ステッチをデザインの一部と捉えている山内の真骨頂で随所にダブルステッチ、それに伴う糸貫作業も約50箇所ほどあります。
また、ライナーのリブは、通称「山内リブ」を使用し、全ての工程に山内の精神が宿ったアイテムです。
ハンガーにかかっている状態からオーラを放ち、着用した時の高揚感は群を抜いています。
モノとしてのカッコよさは男服の醍醐味と捉えていますので、まさに山内の真髄と言えるアイテムで間違いありません。
※山内リブ...リブの上に生地を乗せ、リブにテンションを加えながら、生地に一本一本手作業でステッチを施したリブ 布帛のアイテムとの相性、色目の統一感など、出来合のリブとは全く異質の山内オリジナルリブ
高密度コットンダブルクロス (遠州産地)
⼭内の定番的テキスタイルで私の⼀番思い⼊れのある⽣地の⼀つです。
表の織と裏の織を別組織にし、熱加⼯を施すことにより裏組織のみ縮み、表にシボ感が⽣まれます。
この⽣地を⽣産している機屋さんに出会い、私の服作りが変わったと⾔っても過⾔ではないほど刺激を受けています。
私のものづくりをわかってもらうために、なんども⾜繁く通い、ようやくお取引を始めることができた機屋さんで、名だたる外国のハイブランドの⽣地を⼿がけ、⽇本屈指の技術と情熱を持ったテキスタイルメーカーさんです。
⼀⾒シンプルで、太番⼿の織物に⾒えますが、本当は超細番⼿の⾼密度織物で、独特なシワ感やシボ感、そしてマットな表情が⼭内の洋服にとてもよくに似合います。
※(⽑織り物は経⽷本数約5000本ですが、この織物は経⽷本数約13000本です)
ブラックキャメルダブルクロス (デッドストック)
今期のコレクションで唯一デッドストックのテキスタイルとなります。
キャメル100%の生地は元来キャメル色をしていますが、日本で唯一キャメルの染めを行なっていた加工屋さんは、とても難しいとされるキャメル染め を行なっていました。
その加工屋さんはすでに廃業されており、今では日本でキャメルを染めることのできる加工屋さんは日本には存在しないと聞きます。
ブラックに染め上がり、しっかりとその加工屋ネームの入ったブラックキャメルを生地屋さんの倉庫で見つけた時は鳥肌が立ちました。
数量に限りのある貴重な反物です。
・品番 / 23213-co
・セットアップ提案商品 (パンツ 品番 23261-co)
・サイズ展開 / 2, 3, 4
・色展開 / black
・純日本製
・お洗濯 /ドライクリーニングのみ
・左右腰ポケット+左右胸ポケット+左右裏内ポケット
・比翼あき
・ドッキングコート
・山内リブ
---混率---
表地 – 綿100%(遠州産)
裏地 – 綿 70% ポリエステル 30%
---仕上がり寸法表---
※洋服の特性上多少の誤差は生じます。
着丈 | 肩幅 | 胸囲 | 裄丈 | 袖口 | |
2 | 99.5 | - | 129 | 85.6 | 32 |
3 | 102 | - | 133 | 87.9 | 33 |
4 | 104.5 | - | 137 | 90.2 | 34 |
---混率---
表地 – 綿 100%(遠州産)
裏地 – キャメル 100%
袖裏 – 綿 70% ポリエステル 70%
リブ – 綿 83% ポリウレタン 17%
袖中綿 – ポリエステル 100% (シンサレート)
---仕上がり寸法表---
※洋服の特性上多少の誤差は生じます。
着丈 | 肩幅 | 胸囲 | 袖丈 | 裄丈 | |
2 | 74 | - | 120 | - | 88 |
3 | 76 | - | 124 | - | 90.3 |
4 | 78 | - | 128 | - | 92.6 |













ディテールを考え、仕様を考えることが大好きな私にとって、冬のアウターはとても楽しみながら創造できます。
脱着式のフードや、ポケットのディテール、生地の配色や、生地の選別など、いろいろ頭で出来上がりを想像しながら絵を描いていきます。
その際、内部の構造や縫製仕様、縫製手順も同時に考えていき、その作業を全てデザインと捉え作業をすることが、私にとって山内にとってとても重要なことだと思っています。
数カ所縫製手順を再考しましたが、出来上がったアイテムはまさにイメージ通りで、インナーを気にせずガバッと羽織って様になる男のアイテムが出来上がりました。
脱着式のフードは、逆開ファスナーを使い、着用する方のイメージでフロントのイメージを変化させることが可能です。
中綿にシンサレートを使い、保温性を高め、裏地にはヘンプ素材の起毛生地を使用しています。
同素材の配色に加え、異素材の組み合わせ、色々なディテールを存分に楽しみながらデザインしたコートです。
超⾼密度ハイブリッドコットンクロス(遠州産地)
タテヨコに綿40番単糸を使用した超高密度平織りです。
山内として過去に何度かご提案した生地で、60/-ハイブリッドコットンの糸番手を40番手に上げることにより、男らしい重量感を狙いました。
異次元の打ち込み本数を実現しているため、手触りはコットンとは思えない、ナイロンの様な化繊タッチになります。
コットンとナイロンを組み合わせた様な表情から、「ハイブリッド=異種の掛け合わせ」と名付けましたが、実際はコットン100%の超高密度クロスです。
今回はさらに最終塩縮加工をすることで、生地を縮ませて、より密度を高めた超高密度テキスタイルです。
塩縮撥⽔ストレッチコットン(遠州産地+富⼠吉⽥産地)
ベースとなるストレッチコットンを強塩縮加⼯することで、⽣地密度が⾼まり素材の表⾯に細かなシボが⽣まれます。
その上から撥⽔加⼯を施し、最後にタンブラー加⼯を何度か⾏い⾵合いを戻します。
何シーズンか継続して使⽤している⽣地で、天然素材のみで勝負している弊社としては、アクセントとなる素材感でとても気に⼊っているテキスタイルです。
⽣地は織り上げたままの⽣機と⾔われる状態から整理加⼯することで服地として⽣まれ変わります。
その加⼯⽅法が今では無数にあり、まったく違う⽣地と思っても⽣機は同じということが多々あります。
弊社も毎シーズン⾊々な加⼯⽅法をテストし、より⼭内のイメージに合ったテキスタイルを⽬指しておりますが、なかなかすぐにできるものでもな く、時間をかけて次に繋がるデータ取り作業を繰り返しています。
この⽣地は製品として使⽤できるようになるまでに取られた無数のテストデータの上で実現しているものです。
ひとくくりにこの加⼯をしたらこの表情になるというものでもありませんので、地道な加⼯テスト作業を今後も⾏い続け、次に繋がる新たな発⾒を楽 しみに進めていきたいと思います。
ヤクエルドラード・シープパイル(今治産地)
⼭内の秋冬の定番的なボアで、継続して使⽤している今治産のパイルです。
今治パイルの特徴はやはり膨らみと肌あたりです。
今治パイルの厳しい条件をクリアしたテキスタイルは触れる⼈を魅了します。
コットンにヤクをブレンドすることにより、格段に保温性が上がり化繊のボアでは表現できないナチュラルなボアが⽣まれます。
また染⾊は、天然染料を使⽤したボタニカル・ダイで、ブラックボアはログウッド染めです。
塩縮加⼯(⼭梨県)
苛性ソーダ(⽔酸化ナトリウム)を使⽤し、独特なシワ感や凹凸を⽣地に与える加⼯⽅法です。
とても⼿間のかかる加⼯のため、⼤量加⼯には向かず、すべて⼿作業で⾏います。
また、使⽤する薬剤が危険を伴うため、⾼濃度で加⼯できる⼯場さんはとても希少です。
・品番 / 23214
・サイズ展開 / 2, 3, 4
・色展開 / dark navy×brown
・塩縮加工
・純日本製
・お洗濯 /ドライクリーニングのみ
・左右腰ポケット +左右胸ポケット+左右胸内ポケット
・中綿入り
・比翼あき
・総裏仕立て
表地 – 綿 100% (遠州産)
表別布 – 綿 70% ポリエステル 30%
裏地 – ヘンプ 100%
中綿– ポリエステル 100% (シンサレート)
---仕上がり寸法表---
※洋服の特性上多少の誤差は生じます。
着丈 | 肩幅 | 胸囲 | 袖丈 |
フード |
|
2 | 94 | 55 | 126 | 56.5 | 47 |
3 | 96.5 | 56.6 | 130 | 58.3 | 48 |
4 | 99 | 58.2 | 134 | 60.1 | 49 |




















アウターとライナーはそれぞれ別々でも着用が可能で、アウターは春先や秋頃のアイテムとして、ライナーは秋冬のアイテムとして使用でき、合わせて着用する事で真冬まで対応可能です。
一般的な3way仕様のアイテムは、アウターとライナーをジップで脱着するものが多く、その際にアウター、ライナーどちらかに、脱着用のジップのディ テールが残ってしまいます。
単体で着用した際にそのディテールがデザインの邪魔になり、私はそのような仕立ては好みません。
それぞれで着用した際にも余分なディテールがなく、さらにシンプルに収めていくためのデザインを考えました。
また、先述したように山内のデザインポリシーの中で、多種多様な付属を使用しないように心がけています。
付属種類もシンプルに、ジップとボタンだけでまとめ上げるのが好みです。
このようなミリタリー系のアイテムには、よくドットボタンが用いられますが、山内はボタンのみで収めています。
ブランドコンセプトでの純日本製の括りも同じくですが、私の性格上、全てを取り入れ、選べる環境で出来上がるモノではなく、制限の中でより良い モノを選び、そのチョイスの中で熟考して完成させるデザインを目指しています。
まさにこのコートの脱着方法は、かなり時間をかけ、試作を繰り返し出来上がったディテールです。
2年前の秋冬で発表し、それから多くの再販のお声を頂いておりましたので、今期のコレクションで再提案させていただきます。
縫製に手間暇をかけ、それが山内の最大の特徴ではございますが、ここまで時間のかかる縫製はこのコートが歴代1番です。
型紙パーツの数は約90パーツあり、ステッチをデザインの一部と捉えている山内の真骨頂で随所にダブルステッチ、それに伴う糸貫作業も約50箇所ほどあります。
また、ライナーのリブは、通称「山内リブ」を使用し、全ての工程に山内の精神が宿ったアイテムです。
ハンガーにかかっている状態からオーラを放ち、着用した時の高揚感は群を抜いています。
モノとしてのカッコよさは男服の醍醐味と捉えていますので、まさに山内の真髄と言えるアイテムで間違いありません。
※山内リブ...リブの上に生地を乗せ、リブにテンションを加えながら、生地に一本一本手作業でステッチを施したリブ 布帛のアイテムとの相性、色目の統一感など、出来合のリブとは全く異質の山内オリジナルリブ
歴代一製作に時間のかかるアイテムをドロスクラップで再構築しました。
スクラップシリーズは、他のアイテムよりも手間のかかる作業が多く、それがこのパーツ数のアイテムになると相当な時間を要します。
モノづくりでは関わった人の数、それに要した時間の分迫力が増すものです。
その迫力は圧倒的で、他を寄せ付けない威圧感さえ感じます。
現時点での山内最高の作品であると思います。
弊社が年2回コレクションを発表し15年が経ちます。
毎シーズン新たに試作をしていく⽣地や、コレクションで使⽤している⽣地はかなり多く、種類も多岐にわたります。
また、⽣地製作には最低ロットがあり、コレクションでのオーダーによっては、かなりのメーター数が残ってしまう現状があります。
その状況は世界のアパレル業界ではも等しく、その在庫となってしまった⽣地を、破棄している事実もあります。
その量は膨⼤で、⼤きな社会問題ともいえると私は思います。
ものづくりに関わる以上、全てのロスをなくす事は難しいとは認識していますが、せっかく原料から紡績、設計織りを真剣に取り組んでいただいた⽅々の⽣地を破棄する事は考えられません。
⼭内で使⽤している⽣地は、全てが思いの詰まったテキスタイルですので、新たな⽣地の使⽤機会として考え取り組んだシリーズです。
弊社の数あるストック⽣地をランダムにカットし、⽣地の状態で加⼯、染めの⼯程を加え新たなテキスタイルに変化させました。
その多種にわたる⽣地を使い、洋服の各パーツにランダムに振り分け裁断し、組み上げていきます。
このシリーズでも洋服にしてから加⼯する「製品加⼯」ではなく、⽣地の状態での「⽣地加⼯」までで留め、⼭内の縫製技術で丁寧に仕⽴てています。
⼀点⼀点違った表情を⾒せるパッチワークのようなアイテムですが、同じトーンでの染め上げにより、⼭内らしくカジュアルになりすぎない様意識し ています。
スクラップシリーズは、従来の量産よりも時間をかけ製作を⾏うことで、より付加価値を加え、⼿間暇かけて仕⽴てることで、より⼀層の特別感が⽣まれます。
今期は、全ての⽣地に奄美⼤島での「泥染」を施し、本来の⽣地⾊の違いから、全てが異なったダークブラウンに染め上げました。
⼀⾒すると同⾊に⾒えますが、近くに寄ってみると、いろいろな⽣地の表情や、⾊味の違い、感触の違いがあり、⼼踊るアイテムに仕上がっています。
アルパカ×キュプラボア (富士吉田産地)
もともとキュプラの産地である富士吉田市で、代々キュプラ織物を製作していたwatanabe textileさんが手がけるテキスタイル。(今期のアイテムで、こ のテキスタイルを使用したアイテムにはwatanabe textileさんの織りネームを つけています)
ウールとアルパカが程よくブレンドされたモコモコとした素朴な質感が特徴の生地は、キュプラ混の概念を覆す全く新しい境地です。
泥染め (奄美大島)
奄美大島に自生するテーチ木をチップ状にして、2日間煮出し、醗酵させて出来るテーチ木染料を使用する染色方法です。
その染料に何度も浸すことで染め上げた茶褐色の生地を、奄美の泥の中で同じく何度も染め上げています。
テーチ木染料のタンニンと泥の鉄分が反応し黑褐色、濃茶となり生地に固着する染色方法で、最初は少し張り感のある仕上がりですが、着用するにつれ張りも落ち着き、経年により色変化も楽しめます。
湿気の多い日本の夏には特に効果的な消臭、防虫の作用を備えていることも特徴です。
・品番 / 23213-doro
・セットアップ提案商品 (パンツ 品番 yc68-232-doro)
・サイズ展開 / 2, 3, 4
・色展開 / scrap doro mix
・スクラップシリーズ
・奄美大島の泥染め
・純日本製
・お洗濯 / ドライクリーニングのみ
・左右腰ポケット+左右胸ポケット+左右胸内ポケット
・比翼あき
・ドッキングコート
・山内リブ
---混率---
表地 – mix生地
裏地 – 綿 70% ポリエステル 30%
※表地は様々な生地をmixしますが、メインはコットンです。
---仕上がり寸法表---
※洋服の特性上多少の誤差は生じます。
着丈 | 肩幅 | 胸囲 | 裄丈 | 袖口 | |
2 | 99.5 | - | 129 | 85.6 | 32 |
3 | 102 | - | 133 | 87.9 | 33 |
4 | 104.5 | - | 137 | 90.2 | 34 |
---混率---
表地 – mix生地
裏地 – 毛56% キュプラ16% アルパカ14% ナイロン14%
袖裏 – 綿 70% ポリエステル 30%
リブ – 綿 83% ポリウレタン 17%
袖中綿 – ポリエステル 100% (シンサレート)
---仕上がり寸法表---
※洋服の特性上多少の誤差は生じます。
着丈 | 肩幅 | 胸囲 | 袖丈 | 裄丈 | |
2 | 74 | - | 120 | - | 88 |
3 | 76 | - | 124 | - | 90.3 |
4 | 78 | - | 128 | - | 92.6 |







余分なステッチや、ディテールを削ぎ落とし、極力シンプルに、生地のボリューム感を最大限に感じることのできるデザインで製作しました。
前帯は真っ直ぐに裁断し、身頃のカーブに合わせてくせ取りをして、立体的に仕立てています。
本藍染のウールがとても上品で、藍染特有の雑色がとても深みを感じさせます。
赤みに振れるギリギリの藍色は、他ではなかなかお目にかかれない最上級の濃色で表現しています。
sp120ʼsノーミュールシングウール(尾州産地)
⼤正元年から創業の葛利⽑織さんの⽑織物です。
現在でも超低速織機のションヘル織機を動かし、ゆっくりと時間をかけて⼿織りに近い⾵合いで最⾼級のスーツ地を製作しています。
創業当時と変わらないタテ⽷本数を維持しているため、コスト削減が歌われる昨今のタテ⽷本数を減らした⽑織物に⽐べ、圧倒的にタフで堅牢度が⾼ いことも特徴です。
組織と⽣地整理で感触を⾼めた⽣地は、カシミアを彷彿とさせる肌触りです。
またウールは汚れが⽷の内部まで浸透することはなく、表⾯に付着するだけですので、1分程度の⽔通しで汚れが落ちることもあり、常に着⽤するア イテムにとても向いている素材です。
スーパー120ʼsの⽷をあえて太く引き、膨らみと温かみをを重視したテキスタイルは⼭内の冬の定番⽣地の⼀つです
本藍染め(奈良県)
⼈類の最古の染めと⾔われる染⾊⽅法で⽇本でも古くから親しまれています。
弊社の本藍染は、畑で蓼藍(タデアイ)を育て、藍建て、藍染までお⼀⼈でこなす奈良県の職⼈さんにお願いしています。
藍染は元来濃く染めていくと⾚みがかった紫⾊になることが多くありますが、今回は⻘みの強い藍⾊を⽬指しました。
今回お願いした職⼈さんは同じく深みのある⻘い藍染を⽬指している⽅であったため、とてもイメージの共有がしやすく、そこに向けての探究⼼もあり、とても信頼しております。
⻘みの強い藍⾊を作るために、本来1週間ほどかける藍建てを、2週間ほど低温でじっくりと時間をかけて藍建て⾏います。
また時間をかけ、何度も染め重ねることで⾚みを抑え、天然染めならではの⾊落ちを極⼒抑えています。
⼭内の23awで⽬指した藍⾊は、男服に似合う「⻘みの強い、限界濃度の藍⾊」です。
・品番 / 23216
・セットアップ提案商品 (パンツ 品番 23262-ai)
・サイズ展開 / 2, 3, 4
・色展開 / ai
・奈良県の本藍染
・純日本製
・お洗濯 / ドライクリーニングのみ
・左右腰ポケット
・半裏仕立て
表地 – 毛 100% (尾州産)
裏地 – 毛 56% キュプラ 46%
袖裏 – キュプラ 100%
---仕上がり寸法表---
※洋服の特性上多少の誤差は生じます。
着丈 | 肩幅 | 胸囲 | 袖丈 | 裄丈 | |
2 | 96 | 70 | 130 | 47 | - |
3 | 98 | 72 | 134 | 48.8 | - |
4 | 100 | 74 | 138 | 50.6 | - |







これまで有松絞を使いカモフラージュ柄を表現したアイテムを数多く発表してきましたが、ここまで表情のある生地を加工したことはありませんでした。
加工する生地にはある程度の制約があり、毎回その制限の中に当てはまる生地を探し加工をお願いしていました。
しかし今回どうしてもやってみたかった生地が、山内冬の定番のシープパイルです。
相当な厚みのあるテキスタイルで、いつもお願いしている生地の数倍の目付け、厚みがあります。
そのため、加工用の専用枠作りからスタートし、試作を繰り返しました。
毎シーズン少し違うモノ、新しいモノを製作する時には、必ず⻑い時間とテストがつきものです。
それにはコストがかかり、回収できないことも多々ありますが、何か新たに挑戦したいという気持ちを大事にしなければ、どこかで気持ちが守りに 入ってしまいます。 やはりコレクションブランドである以上、皆さんにびっくりしてもらいたい、喜んでもらいたい、その気持ちが次へのモチベーションに繋がりますの で、これからも新たなものを創造できるように取り組んでいきたいと思います。
ヤクエルドラード・シープパイル(今治産地)
⼭内の秋冬の定番的なボアで、継続して使⽤している今治産のパイルです。 今治パイルの特徴はやはり膨らみと肌あたりです。
今治パイルの厳しい条件をクリアしたテキスタイルは触れる⼈を魅了します。
コットンにヤクをブレンドすることにより、格段に保温性が上がり化繊のボアでは表現できないナチュラルなボアが⽣まれます。
また染⾊は、天然染料を使⽤したボタニカル・ダイで、オリーブボアは⼩⾖島のオリーブ染めとなっています。
有松絞り(愛知県)
弊社のある愛知県には絞り加⼯で栄えた有松という町があります。
現在⽇本中どの産地も抱えている後継者問題に直⾯し、有松絞りの職⼈さんは年々減っていき、今ではほんの⼀握りの⽅々しか残っていません。
弊社はブランドスタート当初から加⼯場の5代⽬になる⽅と⾊々な絞りの可能性を探っています。
素晴らしい伝統⼯芸品である有松絞りの美しさや楽しさを、少しでも広めていきたいという思いから1シーズンに⼀つは有松絞りを取り⼊れたアイテム を提案できるようにしています。
その瞬間でしか出来ない世界で⼀つとなる柄を楽しみ、江⼾時代から続く有松絞りの歴史を想い、感じて頂ければと思います。
技法:箱ムラ絞り
⼭内の提案はほとんどが無地のテキスタイルですが、コレクションを製作していると、⽬で楽しんでいただくために柄物を数点欲しくなります。
しかし私の中で男服に柄物のイメージが湧き⾟く、唯⼀好む男服の柄物はカモフラージュ柄です。
⽬的のしっかりと定まった柄は私の中でしっくりと腑に落ちます。
そのイメージを有松の職⼈さんと共有し何シーズンにも渡り有松カモフラージュを提案し続けています。
毎回同じ柄はなく、⽣地の素材や織り⽅、厚みやその時の職⼈さんの⼿つきにより、無限の柄が表現されます。
⼀点⼀点柄の出⽅、⾊の出⽅が変わり、再現性の低い加⼯⽅法ですが、そこが良さであり、楽しんで頂きたい特別な技法です。
・品番 / 23223-camo
・サイズ展開 / 2, 3, 4
・色展開 / camo
・有松絞り
・純日本製
・お洗濯 /ドライクリーニングのみ
・左右腰ポケット + 左右内ポケット
・総裏仕立て
表地 – 綿 86% ヤクウール 14%(今治産)
中綿 - ポリエステル 100% (シンサレート)
裏地 – 綿 70% ポリエステル 30%
別布 – 綿 100%
---仕上がり寸法表---
※洋服の特性上多少の誤差は生じます。
着丈 | 肩幅 | 胸囲 | 袖丈 | 裄丈 | |
2 | 70 | 45 | 122 | 62 | - |
3 | 72 | 46.6 | 126 | 63.8 | - |
4 | 74 | 48.2 | 130 | 65.6 | - |






ウエストゴム+コードで、前あき無しのイージー仕様は、室内での着⽤を第⼀に考え、余分なディテールを排除し、快適に過ごせるアイテムを⽬的としています。
室内でこそ最⾼のファブリックを⾝にまといファッションを楽しんで頂きたいと思います。
もちろん作り込み⾃体は⼭内全てのアイテムと変わりなく、タウンウエアとしての堅牢度も備えています。
また、ご⾃宅での洗濯も可能ですので、メンテナンスも苦になりません。(⼿洗い、弱脱⽔、最終アイロンプレス)
ウールでパジャマを作りたいという発想からスタートしたルームウエアシリーズ。
もちろんタウンウエアとしての着用方法も考えた作りで、作り込みは山内全てのアイテムと全く変わりありません。
特に弊社の使用するノーミュールシングウールは肌あたりに不快感は全くなく、シワにもなりにくい為ご自宅でも洗濯可能です。
吸湿性、放湿性に優れ、何よりタフな素材であるウールは毎日使用するパジャマにも最適です。
普段の生活で一番着用する機会の多いルームウエアを最上級のテキスタイルで提案しています。
ブルーフォックス×ノーミュールシングウール (尾州産地)
貴重なブルーフォックス(⻘狐)と上質なウールの混紡糸を使用した最上級のテキスタイルを、前シーズンから引き継ぎ製作しました。
前回は無染色で織り上げたましたが、今期は少し杢調の毛をブレンドし、とても上品な杢グレーに仕上げました。
ふっくらと空気を含んだ上質な質感はブルーフォックスならではの温かみがあり、肌あたりはしっとりと滑らかで、触れれば感じる最上級のテキスタイルです。
・品番 / 23269
・セットアップ提案商品 (シャツ 品番23242-bf , シャツ 品番23245)
・サイズ展開 / 2, 3, 4 , 5
・色展開 / fox gray
・パジャマシリーズ
・純日本製
・お洗濯 / ご自宅手洗い, ドライクリーニング
・左右腰ポケット+左右後ポケット
・平ゴム+ウエストコード
表地 – 毛 70% ブルーフォックス 30%(尾州産)
---仕上がり寸法表---
※洋服の特性上多少の誤差は生じます。
ウエスト | ヒップ | 股上 | 股下 | 裾口 | |
2 | 70~97 | 111 | 32.5 | 68 | 47 |
3 | 74~101 | 115 | 33 | 70 | 48 |
4 | 78~105 | 119 | 33.5 | 72 | 49 |
5 | 82~109 | 123 | 34 | 73 | 50 |









前シーズン好評だった型に、多少の変化を加え、色々な高密度コットンダブルクロスを使用し再構築しました。
スクラップシリーズとは異なり、イメージしながら配色していき、ダークトーン一色になりがちな秋冬コレクションの中で、目を引くアイテムを目的として製作しました。
異素材を組み合わせ、テクスチャーの違いでデザインすることを昔は好んでやっていましたが、最近気分が戻ってきたのか、とても楽しくデザインすることができました。
⾼密度コットンダブルクロス(遠州産地)
⼭内の定番的テキスタイルで私の⼀番思い⼊れのある⽣地の⼀つです。 表の織と裏の織を別組織にし、熱加⼯を施すことにより裏組織のみ縮み、表にシボ感が⽣まれます。
この⽣地を⽣産している機屋さんに出会い、私の服作りが変わったと⾔っても過⾔ではないほど刺激を受けています。
私のものづくりをわかってもらうために、なんども⾜繁く通い、ようやくお取引を始めることができた機屋さんで、名だたる外国のハイブランドの⽣地を⼿がけ、⽇本屈指の技術と情熱を持ったテキスタイルメーカーさんです。
⼀⾒シンプルで、太番⼿の織物に⾒えますが、本当は超細番⼿の⾼密度織物で、独特なシワ感やシボ感、そしてマットな表情が⼭内の洋服にとてもよくに似合います。
※(⽑織り物は経⽷本数約5000本ですが、この織物は経⽷本数約13000本です)
塩縮撥⽔ストレッチコットン(遠州産地+富⼠吉⽥産地)
ベースとなるストレッチコットンを強塩縮加⼯することで、⽣地密度が⾼まり素材の表⾯に細かなシボが⽣まれます。
その上から撥⽔加⼯を施し、最後にタンブラー加⼯を何度か⾏い⾵合いを戻します。
何シーズンか継続して使⽤している⽣地で、天然素材のみで勝負している弊社としては、アクセントとなる素材感でとても気に⼊っているテキスタイルです。
⽣地は織り上げたままの⽣機と⾔われる状態から整理加⼯することで服地として⽣まれ変わります。
その加⼯⽅法が今では無数にあり、まったく違う⽣地と思っても⽣機は同じということが多々あります。
弊社も毎シーズン⾊々な加⼯⽅法をテストし、より⼭内のイメージに合ったテキスタイルを⽬指しておりますが、なかなかすぐにできるものでもなく、時間をかけて次に繋がるデータ取り作業を繰り返しています。
この⽣地は製品として使⽤できるようになるまでに取られた無数のテストデータの上で実現しているものです。
ひとくくりにこの加⼯をしたらこの表情になるというものでもありませんので、地道な加⼯テスト作業を今後も⾏い続け、次に繋がる新たな発⾒を楽しみに進めていきたいと思います。
ヤクエルドラード・シープパイル(今治産地)
⼭内の秋冬の定番的なボアで、継続して使⽤している今治産のパイルです。
今治パイルの特徴はやはり膨らみと肌あたりです。
今治パイルの厳しい条件をクリアしたテキスタイルは触れる⼈を魅了します。
コットンにヤクをブレンドすることにより、格段に保温性が上がり化繊のボアでは表現できないナチュラルなボアが⽣まれます。
また染⾊は、天然染料を使⽤したボタニカル・ダイで、ブラックボアはログウッド染めです。
・品番 / 23222
・セットアップ提案商品 (パンツ 品番 23261-co)
・サイズ展開 / 2, 3, 4
・色展開 / mix
・純日本製
・お洗濯 /ドライクリーニングのみ
・左右腰ポケット+左右胸ポケット+左右胸内ポケット
表地 – 綿 100% (遠州産)
ボア – 綿 86% ヤクウール14%
袖裏 – 綿 70% ポリエステル30%
袖中綿 – ポリエステル100% (シンサレート)
---仕上がり寸法表---
※洋服の特性上多少の誤差は生じます。
着丈 | 肩幅 | 胸囲 | 袖丈 | 裄丈 | |
2 | 74 | - | 120 | - | 88 |
3 | 76 | - | 124 | - | 90.4 |
4 | 78 | - | 128 | - | 92.8 |







余分なステッチや、ディテールを削ぎ落とし、極力シンプルに、生地のボリューム感を最大限に感じることのできるデザインで製作しました。
前帯は真っ直ぐに裁断し、身頃のカーブに合わせてくせ取りをして、立体的に仕立てています。
表地にはアルパカメルトンを用い、本藍染ウール・ノーカラーコートと同型ながら全く異なるスタイリングをお楽しみいただけます。
アルパカメルトンダブルクロス(尾州産地)
通常は縮絨することが難しいアルパカをメルトンにして、⼆重織で織り上げました。
前シーズンからアルパカ素材に注⽬し、豊かな表情と、素材の持つ⼒強さが、⼭内の冬服にとても似合っています。
⻑年お付き合いのある⼀宮葛利⽑織さんのテキスタイルで、試作段階から何度も壁にぶつかりながらもしっかりとイメージ通りの織物に仕上げて頂き ました。
出来上がりの⽣地はとても滑らかで膨らみがあり、⽑⾜の⻑い繊維ですがとても肌あたりがよく、なにより⾒た⽬の迫⼒が圧倒的です。
密度を⾼めず柔らかさを重視し、⼆重織りにする事で⽬付けを⾼め、重厚感を演出しています。
とても仕⽴て栄えのする最⾼の⽣地ですので、今期多数のアイテムで使⽤しています。
・品番 / 23216-alp
・セットアップ提案商品 (パンツ 品番 23261-alp)
・サイズ展開 / 2, 3, 4
・色展開 / alpaca black
・純日本製
・お洗濯 /ドライクリーニングのみ
・左右腰ポケット
・半裏仕立て
表地 – アルパカ 100% (尾州産)
裏地 – 毛 56% キュプラ 46%
袖裏 – キュプラ 100%
---仕上がり寸法表---
※洋服の特性上多少の誤差は生じます。
着丈 | 肩幅 | 胸囲 | 袖丈 | 裄丈 | |
2 | 96 | 70 | 130 | 47 | - |
3 | 98 | 72 | 134 | 48.8 | - |
4 | 100 | 74 | 138 | 50.6 | - |







山内冬の定番シープパイルを使用したジップジャケットです。
私の大好きなテキスタイルですが、今回使用したパイルは、希少で高価な茶綿、希少な緑綿をヤクにブレンドして製作しました。
無染色で独特な深みのある表情が特徴的で、質感、保温性、何より上質な雰囲気は一般的なパイルと一線を画しています
ヤクエルドラード・シープパイル(今治産地)
⼭内の秋冬の定番的なボアで、継続して使⽤している今治産のパイルです。
今治パイルの特徴はやはり膨らみと肌あたりです。
今治パイルの厳しい条件をクリアしたテキスタイルは触れる⼈を魅了します。
コットンにヤクをブレンドすることにより、格段に保温性が上がり化繊のボアでは表現できないナチュラルなボアが⽣まれます。
ベージュのボアは無染⾊の⾃然の⾊⽬で、ヤクの他に⾼価な茶綿、また希少な緑綿をブレンドすることにより深みのある⾊合いになっています。
・品番 / 23223-yak
・サイズ展開 / 2, 3, 4
・色展開 / yak beige
・純日本製
・お洗濯 /ドライクリーニングのみ
・左右腰ポケット + 左右内ポケット
・総裏仕立て
表地 – 綿 86% ヤクウール 14%(今治産)
中綿 - ポリエステル 100% (シンサレート)
裏地 – 綿 70% ポリエステル 30%
別布 – 綿 100%
---仕上がり寸法表---
※洋服の特性上多少の誤差は生じます。
着丈 | 肩幅 | 胸囲 | 袖丈 | 裄丈 | |
2 | 70 | 45 | 122 | 62 | - |
3 | 72 | 46.6 | 126 | 63.8 | - |
4 | 74 | 48.2 | 130 | 65.6 | - |






テーラードカラーの良さは他のメンズアイテムにはない胸周りの許容範囲の⼤きさだと感じます。
ボタンを⼀つ⽌めたり⼆つ⽌めたり⾊々ですが、⽻織りとして本当に考えられたカラーだと痛感します。
どのようなスタイルにもしっくりきますし、年齢にも左右されません。
そんなテーラードカラーをカジュアルに着こなすために、この数年何度か提案をしている型を修正し、再度仕⽴て直しました。
ポケットをブルゾンのように、斜めから⼿を⼊れれるように設計し、ウエストコードを取り付けることで、ウエストマークをお好みで調整できるアイテムとしました。
着丈の⻑さも再考し、気兼ねなく着⽤できるテーラードカラーアイテムです。
本藍染のウールがとても上品で、藍染特有の雑⾊がとても深みを感じさせます。
⾚みに振れるギリギリの藍⾊は、他ではなかなかお⽬にかかれない最上級の濃⾊で表現しています。
7sp120ʼs ノーミュールシングウール (尾州産地)
大正元年から創業の葛利毛織さんの毛織物です。 現在でも超低速織機のションヘル織機を動かし、ゆっくりと時間をかけて手織りに近い風合いで最高級のスーツ地を製作しています。
創業当時と変わらないタテ糸本数を維持しているため、コスト削減が歌われる昨今のタテ糸本数を減らした毛織物に比べ、圧倒的にタフで堅牢度が高いことも特徴です。
組織と生地整理で感触を高めた生地は、カシミアを彷彿とさせる肌触りです。
またウールは汚れが糸の内部まで浸透することはなく、表面に付着するだけですので、1分程度の水通しで汚れが落ちることもあり、常に着用するア イテムにとても向いている素材です。
スーパー120ʼsの糸をあえて太く引き、膨らみと温かみをを重視したテキスタイルは山内の冬の定番生地の一つです。
本藍染め (奈良県)
人類の最古の染めと言われる染色方法で日本でも古くから親しまれています。
弊社の本藍染は、畑で蓼藍(タデアイ)を育て、藍建て、藍染までお一人でこなす奈良県の職人さんにお願いしています。
藍染は元来濃く染めていくと赤みがかった紫色になることが多くありますが、今回は⻘みの強い藍色を目指しました。
今回お願いした職人さんは同じく深みのある⻘い藍染を目指している方であったため、とてもイメージの共有がしやすく、そこに向けての探究心もあり、とても信頼しております。
⻘みの強い藍色を作るために、本来1週間ほどかける藍建てを、2週間ほど低温でじっくりと時間をかけて藍建て行います。
また時間をかけ、何度も染め重ねることで赤みを抑え、天然染めならではの色落ちを極力抑えています。
山内の23awで目指した藍色は、男服に似合う「⻘みの強い、限界濃度の藍色」です。
・品番 / 23227-ai
・セットアップ提案商品 (パンツ 品番 23262-ai)
・サイズ展開 / 2, 3, 4
・色展開 / ai
・奈良県の本藍染
・純日本製
・お洗濯 /ドライクリーニングのみ
・左右腰ポケット
表地 – 毛 100%(尾州産)
裏地 – 毛 54% キュプラ 46%
袖裏 – キュプラ 100%
別布 – 綿 100%
---仕上がり寸法表---
※洋服の特性上多少の誤差は生じます。
着丈 | 肩幅 | 胸囲 | 袖丈 | 裄丈 | |
2 | 74.5 | 58 | 109 | 53 | - |
3 | 76.5 | 59.6 | 113 | 54.8 | - |
4 | 78.5 | 61.2 | 117 | 56.6 | - |






テーラードカラーの良さは他のメンズアイテムにはない胸周りの許容範囲の⼤きさだと感じます。
ボタンを⼀つ⽌めたり⼆つ⽌めたり⾊々ですが、⽻織りとして本当に考えられたカラーだと痛感します。
どのようなスタイルにもしっくりきますし、年齢にも左右されません。
そんなテーラードカラーをカジュアルに着こなすために、この数年何度か提案をしている型を修正し、再度仕⽴て直しました。
ポケットをブルゾンのように、斜めから⼿を⼊れれるように設計し、ウエストコードを取り付けることで、ウエストマークをお好みで調整できるアイテムとしました。
着丈の⻑さも再考し、気兼ねなく着⽤できるテーラードカラーアイテムです。
縮絨ウールを表地に使⽤することで、よりカジュアルに、⼿⼊れも気にすることなく着⽤できるアイテムとして重宝します。
sp120ʼs 縮絨ノーミュールシングウール (尾州産地)
スーパー120ʼsの糸をあえて太く引き、膨らみと温かみをを重視した山内の冬の定番生地を、密度を少し甘く設計した上で水流縮絨をかけることにより、より膨らみのあるふっくらとしながらも男らしさを残した新たなテキスタイルを製作しました。
・品番 / 23227-mw
・セットアップ提案商品 (パンツ 品番 23262-mw)
・サイズ展開 / 2, 3, 4
・色展開 / charcoal gray
・純日本製
・お洗濯 /ドライクリーニングのみ
・左右腰ポケット
表地 – 毛 100%(尾州産)
裏地 – 毛 54% キュプラ 46%
袖裏 – キュプラ 100%
別布 – 綿 100%
---仕上がり寸法表---
※洋服の特性上多少の誤差は生じます。
着丈 | 肩幅 | 胸囲 | 袖丈 | 裄丈 | |
2 | 74.5 | 58 | 109 | 53 | - |
3 | 76.5 | 59.6 | 113 | 54.8 | - |
4 | 78.5 | 61.2 | 117 | 56.6 | - |







近年のオーバーサイズの反発からか、ジャストサイズを好まれる⽅が増えてきている印象です。
このアイテムはサイズバランスに時間をかけ、今の時代に合わせたジャストサイズを狙っています。
程よいゆとりを取り⼊れながら、肩線をなくすことでリラックス感を表現しながらも、肩幅で合わせたサイズ選びをお勧めします。
シャツの上から、カットソーの上から⽻織る中間アイテムで、⼀枚仕⽴ての着⽤頻度の⾼いアイテムです。
また、滑らかな表情のヤクウールにより、上質で上品な雰囲気が醸し出されています。
ヤク×ノーミュールシングウール フラノツイル (尾州産地)
ヤクは標高3000メートル以上の高地という厳しい環境の中で生きるため、柔らかく温かみのある産毛が採取できます。
産毛の為、1頭からは100〜300gしか採れず、希少な原料です。
その原料を50%までウールと混紡し、1/60の梳毛糸に紡績しています。
一般的にはヤクは紡毛糸が多く、ニットや毛足のあるコートによく用いていますが、山内では全て高品質な梳毛織物で統一しています。
梳毛糸を2/60に撚糸をして、縮絨、起毛の工程を従来の2倍行うことで、膨らみのある滑らかな梳毛織物が完成します。
ヤク本来の風合いをより感じていただくために無染色の糸をチョイスし、ウール100の織物に比べ、より滑らかで上品な質感は、直接触れることで間 違いなく違いを感じていただけると思います。
※11と14は、同素材ですが、11は綾織で中肉、14は平織りで中〜薄地といった違いがあります。
・品番 / 23232-yak
・サイズ展開 / 2, 3, 4
・色展開 / yak beige
・純日本製
・お洗濯 /ドライクリーニングのみ
・左右腰ポケット
表地 – ヤクウール50%毛 50%(尾州産)
別布 – 綿 100%
---仕上がり寸法表---
※洋服の特性上多少の誤差は生じます。
着丈 | 肩幅 | 胸囲 | 袖丈 | ||
2 | 69.5 | 43.5 | 109 | 59.5 | |
3 | 71.5 | 45.1 | 113 | 61.3 | |
4 | 73.5 | 46.7 | 117 | 63.1 | |







近年のオーバーサイズの反発からか、ジャストサイズを好まれる⽅が増えてきている印象です。
このアイテムはサイズバランスに時間をかけ、今の時代に合わせたジャストサイズを狙っています。
程よいゆとりを取り⼊れながら、肩線をなくすことでリラックス感を表現しながらも、肩幅で合わせたサイズ選びをお勧めします。
シャツの上から、カットソーの上から⽻織る中間アイテムで、⼀枚仕⽴ての着⽤頻度の⾼いアイテムです。
同型のヤクウール素材よりも、タフで男らしい⾯構えになっています。
ジージャンのようにガンガン着⽤しても全く上品さを損なわないダブルクロスは、まさに完成されたテキスタイルであると確信します。
ノーミュールシングウール・限界密度ダブルクロス (尾州産地)
前シーズンコレクションの中心にしたテキスタイルで、自分自身でも昨年の冬に一番多く着用したアイテムで使用していました。
とにかくタフでシワにならず、何よりも圧倒的な存在感のある表情をしています。
肉厚の生地で、目付けも高く、触れた時に感じる「強さ」はまさに男服に適しています。
メルトンのような目付けがありながら、重々しく感じさせない面構えは、二重織り組織の特徴がとても良い方向に出た好例です。
また弊社の毛織物を一手にお願いしている「葛利毛織」さんの数あるションヘル織機の中で、ションヘルの限界を超えた密度で織り上がることのできる貴重な織機だけを使用し織り上げた、スペシャルなファブリックです。
・品番 / 23232-dc
・セットアップ提案商品 (パンツ 品番 yc67-232-dc)
・サイズ展開 / 2, 3, 4
・色展開 / charcoal gray
・純日本製
・お洗濯 /ドライクリーニングのみ
・左右腰ポケット
表地 – 毛 100%(尾州産)
別布 – 綿 100%
---仕上がり寸法表---
※洋服の特性上多少の誤差は生じます。
着丈 | 肩幅 | 胸囲 | 袖丈 | ||
2 | 69.5 | 43.5 | 109 | 59.5 | |
3 | 71.5 | 45.1 | 113 | 61.3 | |
4 | 73.5 | 46.7 | 117 | 63.1 | |








カーディガンのように気負わず⽻織れるテーラードカラーのアイテムをイメージしてデザインしました。
切り替えを利⽤した腰ポケット、内ポケットや、後ろ中⼼に縫い⽬のない⾝頃、袖⼝も筒そでにして、出来る限りシンプルに仕⽴てました。
ステッチも表に出さないように、全て中側で処理しています。
後ろ姿はテーラードジャケットとは思えない軽やかな印象です。
また、滑らかな表情のヤクウールにより、上質で上品な雰囲気が醸し出されています。
ヤク×ノーミュールシングウール フラノツイル (尾州産地)
ヤクは標高3000メートル以上の高地という厳しい環境の中で生きるため、柔らかく温かみのある産毛が採取できます。
産毛の為、1頭からは100〜300gしか採れず、希少な原料です。
その原料を50%までウールと混紡し、1/60の梳毛糸に紡績しています。
一般的にはヤクは紡毛糸が多く、ニットや毛足のあるコートによく用いていますが、山内では全て高品質な梳毛織物で統一しています。
梳毛糸を2/60に撚糸をして、縮絨、起毛の工程を従来の2倍行うことで、膨らみのある滑らかな梳毛織物が完成します。
ヤク本来の風合いをより感じていただくために無染色の糸をチョイスし、ウール100の織物に比べ、より滑らかで上品な質感は、直接触れることで間 違いなく違いを感じていただけると思います。
※11と14は、同素材ですが、11は綾織で中肉、14は平織りで中〜薄地といった違いがあります。
・品番 / 23233-yak
・サイズ展開 / 2, 3, 4
・色展開 / yak beige
・純日本製
・お洗濯 /ドライクリーニングのみ
・左右腰ポケット+左右内ポケット
・総裏仕立て
表地 – ヤクウール50%毛 50%
裏地 – 毛 54% キュプラ 46%
袖裏 – キュプラ 100%
別布 – 綿 100%
---仕上がり寸法表---
※洋服の特性上多少の誤差は生じます。
着丈 | 肩幅 | 胸囲 | 袖丈 | 裄丈 | |
2 | 69.5 | 44 | 110 | 60 | - |
3 | 71.5 | 45.6 | 114 | 61.8 | - |
4 | 73.5 | 47.4 | 118 | 63.6 | - |







カーディガンのように気負わず⽻織れるテーラードカラーのアイテムをイメージしてデザインしました。
切り替えを利⽤した腰ポケット、内ポケットや、後ろ中⼼に縫い⽬のない⾝頃、袖⼝も筒そでにして、出来る限りシンプルに仕⽴てました。 ステッチも表に出さないように、全て中側で処理しています。
後ろ姿はテーラードジャケットとは思えない軽やかな印象です。
縮絨ウールを表地に使⽤することで、よりカジュアルに、⼿⼊れも気にすることなく着⽤できるアイテムとして重宝します。
sp120ʼs 縮絨ノーミュールシングウール (尾州産地)
スーパー120ʼsの糸をあえて太く引き、膨らみと温かみをを重視した山内の冬の定番生地を、密度を少し甘く設計し、水流縮絨をかけることにより、 より膨らみを表現し、ふっくらとしながらも男らしさを残した新たなテキスタイルを製作しました。
・品番 / 23233-mw
・セットアップ提案商品 (パンツ 品番 23262-mw)
・サイズ展開 / 2, 3, 4
・色展開 / charcoal gray
・純日本製
・お洗濯 /ドライクリーニングのみ
・左右腰ポケット+左右内ポケット
・総裏仕立て
表地 – 毛 100% (尾州産)
裏地 – 毛 54% キュプラ 46%
袖裏 –キュプラ 100%
別布 – 綿 100%
---仕上がり寸法表---
※洋服の特性上多少の誤差は生じます。
着丈 | 肩幅 | 胸囲 | 袖丈 | 裄丈 | |
2 | 69.5 | 44 | 110 | 60 | - |
3 | 71.5 | 45.6 | 114 | 61.8 | - |
4 | 73.5 | 47.4 | 118 | 63.6 | - |















カジュアルなデザインアイテムをしっかりとしたジャケット仕⽴てにすることで、⼭内らしい凛としたアイテムに落とし込めるか、という⽅法を好んでやっています。
このアイテム⾃体もデザイン的にはとてもカジュアルな印象ですが、使⽤する⽣地、縫製仕様により、全く違う表情になっていきます。
重厚感のある限界密度のダブルクロスを使⽤し、切替は全て別パターンを接ぎ合わせる仕様にして、中綿のシンサレートのみ⾝頃の形で裁断し、接ぎ 合せステッチで固定する⽅法にした理由は、中綿も同じように接ぎ合せてしますと各シームが硬くなりすぎて部分部分不具合が出てきてしまいます。
⼀⾒すると分かりにくい細かな仕様が、最後の⾯構えに影響します。
出来上がったノーカラーブルゾンは、カジュアルな印象は全くなく、とても綺麗で⼭内らしいジャケットとしての⾯構えをしています。
ノーミュールシングウール・限界密度ダブルクロス (尾州産地)
前シーズンコレクションの中心にしたテキスタイルで、自分自身でも昨年の冬に一番多く着用したアイテムで使用していました。
とにかくタフでシワにならず、何よりも圧倒的な存在感のある表情をしています。
肉厚の生地で、目付けも高く、触れた時に感じる「強さ」はまさに男服に適しています。
メルトンのような目付けがありながら、重々しく感じさせない面構えは、二重織り組織の特徴がとても良い方向に出た好例です。
また弊社の毛織物を一手にお願いしている「葛利毛織」さんの数あるションヘル織機の中で、ションヘルの限界を超えた密度で織り上がることのできる貴重な織機だけを使用し織り上げた、スペシャルなファブリックです。
・品番 / 2334-dc
・セットアップ提案商品 (パンツ 品番 yc67-232-dc)
・サイズ展開 / 2, 3, 4
・色展開 / charcoal brown , charcoal gray
・純日本製
・お洗濯 /ドライクリーニングのみ
・左右腰ポケット+左右内ポケット
・中綿入り
表地 – 毛 100% (尾州産)
裏地 – 綿 70% ポリエステル 30%
中綿 – ポリエステル100% (シンサレート)
別布 – 綿100%
---仕上がり寸法表---
※洋服の特性上多少の誤差は生じます。
着丈 | 肩幅 | 胸囲 | 袖丈 | 裄丈 | |
2 | 70 | 52.5 | 110 | 56.5 | - |
3 | 72 | 54.1 | 114 | 58.3 | - |
4 | 74 | 55.7 | 118 | 60.1 | - |







カジュアルなデザインアイテムをしっかりとしたジャケット仕⽴てにすることで、⼭内らしい凛としたアイテムに落とし込めるか、という⽅法を好んでやっています。
このアイテム⾃体もデザイン的にはとてもカジュアルな印象ですが、使⽤する⽣地、縫製仕様により、全く違う表情になっていきます。
重厚感のある限界密度のダブルクロスを使⽤し、切替は全て別パターンを接ぎ合わせる仕様にして、中綿のシンサレートのみ⾝頃の形で裁断し、接ぎ合せステッチで固定する⽅法にした理由は、中綿も同じように接ぎ合せてしますと各シームが硬くなりすぎて部分部分不具合が出てきてしまいます。
⼀⾒すると分かりにくい細かな仕様が、最後の⾯構えに影響します。
出来上がったノーカラーブルゾンは、カジュアルな印象は全くなく、とても綺麗で⼭内らしいジャケットとしての⾯構えをしています。
細かなパーツ分かれたアイテムですので、ドロスクラップで再構築した完成度はかなり⾼く、男の⽻織には最⾼の雰囲気を醸し出します。
全てのスクラップアイテムに共通していますが、単なるパッチワークアイテムとは⼀線を画し、上品な仕上がりをしているのは、製品加⼯ではなく、 材料を全て加⼯してから、ひとつひとつのパーツを丁寧に⼭内クオリティで組み上げているためです。
弊社が年2回コレクションを発表し15年が経ちます。
毎シーズン新たに試作をしていく生地や、コレクションで使用している生地はかなり多く、種類も多岐にわたります。
また、生地製作には最低ロットがあり、コレクションでのオーダーによっては、かなりのメーター数が残ってしまう現状があります。 その状況は世界のアパレル業界ではも等しく、その在庫となってしまった生地を、破棄している事実もあります。
その量は膨大で、大きな社会問題ともいえると私は思います。
ものづくりに関わる以上、全てのロスをなくす事は難しいとは認識していますが、せっかく原料から紡績、設計織り、を真剣に取り組んでいただいた 方々の生地を破棄する事は考えられません。
山内で使用している生地は、全てが思いの詰まったテキスタイルですので、新たな生地の使用機会として考え取り組んだシリーズです。
弊社の数あるストック生地をランダムにカットし、生地の状態で加工、染めの工程を加え新たなテキスタイルに変化させました。
その多種にわたる生地を使い、洋服の各パーツにランダムに振り分け裁断し、組み上げていきます。
このシリーズでも洋服にしてから加工する「製品加工」ではなく、生地の状態での「生地加工」までで留め、山内の縫製技術で丁寧に仕立てています。
一点一点違った表情を見せるパッチワークのようなアイテムですが、同じトーンでの染め上げにより、山内らしくカジュアルになりすぎない様意識し ています。
スクラップシリーズは、従来の量産よりも時間をかけ製作を行うことで、より付加価値を加え、手間暇かけて仕立てることで、より一層の特別感が生まれます。
今期は、全ての生地に奄美大島での「泥染」を施し、本来の生地色の違いから、全てが異なったダークブラウンに染め上げました。
一見すると同色に見えますが、近くに寄ってみると、いろいろな生地の表情や、色味の違い、感触の違いがあり、心踊るアイテムに仕上がっています。
泥染め (奄美大島)
奄美大島に自生するテーチ木をチップ状にして、2日間煮出し、醗酵させて出来るテーチ木染料を使用する染色方法です。
その染料に何度も浸すことで染め上げた茶褐色の生地を、奄美の泥の中で同じく何度も染め上げています。
テーチ木染料のタンニンと泥の鉄分が反応し黑褐色、濃茶となり生地に固着する染色方法で、最初は少し張り感のある仕上がりですが、着用するにつれ張りも落ち着き、経年により
色変化も楽しめます。
湿気の多い日本の夏には特に効果的な消臭、防虫の作用を備えていることも特徴です。
・品番 / 23234-doro
・セットアップ提案商品 (パンツ 品番 yc68-232-doro)
・サイズ展開 / 2, 3, 4
・色展開 / scrap doro mix
・スクラップシリーズ
・奄美大島の泥染め
・純日本製
・お洗濯 /ドライクリーニングのみ
・左右腰ポケット+左右内ポケット
・中綿入り
表地 – mix生地
裏地 – 綿 70% ポリエステル 30%
中綿 – ポリエステル100% (シンサレート)
別布 – 綿100%
※表地は様々な生地をmixしますが、メインはコットンです。
---仕上がり寸法表---
※洋服の特性上多少の誤差は生じます。
着丈 | 肩幅 | 胸囲 | 袖丈 | 裄丈 | |
2 | 70 | 52.5 | 110 | 56.5 | - |
3 | 72 | 54.1 | 114 | 58.3 | - |
4 | 74 | 55.7 | 118 | 60.1 | - |








⼤阪の縫製⼯場さんの持つ特許を取得している縫製技術で仕⽴てたカーディガンです。
普通の洋服仕⽴てでは、縫い代端始末を⾊々な⽅法でしなければなりませんが、この特殊な始末をすることで、折り返すことなくフラットな始末が可 能となります。
全てのパーツ端に専⽤のコードを縫い付けほつれを防⽌し、細かい千⿃ミシンを使⽤し⽣地を付き合わせて繋げていく⽅法は、聞いた時には全く想像が付きませんでした。
すぐに⼯場に⾏き、現場で⾒せていただいた技法は、私の想像の遥か上をゆく全く新しいものでした。
今期のコレクションの途中で知ったため、今シーズンはこの⼀型のみの提案ですが、今後この縫製技術を使⽤したアイテムを取り⼊れて⾏きたいと思っています。
縫い代の厚みがなく、フラットに仕上がるこの⽅法は私の理想です。
しかしその縫い⽅が出来る⽣地には制限があり、全ての⽣地が出来る訳ではありません。
今後布帛でもこのような⽅法が出来るようになるのであれば、洋服作りは画期的に変化するでしょう。
アパレルの現場では⽇々新たな技法が⽣み出されていますが、この⽅法は従来のミシンを使⽤した新たな縫製技術という私の⼤好きな⽅向性です。
新たな機械の発明、開発ではなく、今あるミシンでの新たな縫い⽅はまだまだ研究の余地があるのだと再確認し、私の新たなモチベーションとなりました。
全く縫い代の厚みを感じることなく着⽤できるアイテムに是⾮袖を通して体感してみてください。
sp140ʼミルドウールニット (東京産地)
糸にカシミアように柔らかい、高級な17.5マイクロンのスーパー140ウールを100%使用した縮絨天竺です。
表面に多少の凹凸が出るほどの縮絨に留め、肉厚になりすぎない様に意識しました。
生地に防縮加工を施すことにより、家庭で簡単に洗う事が出来ることも特徴です。
高品質な原料のため、素肌に触れても全く不快感はなく、ふっくらと温かみのあるニット素材になります。
・品番 / 23237
・セットアップ提案商品 (パンツ 品番 23265)
・サイズ展開 / 2, 3, 4
・色展開 / black
・純日本製
・お洗濯 /ドライクリーニングのみ
・左右腰ポケット
表地 – 毛 100%(東京産)
別布 – 綿 100%
---仕上がり寸法表---
※洋服の特性上多少の誤差は生じます。
着丈 | 肩幅 | 胸囲 | 袖丈 | 裄丈 | |
2 | 80 | 72.3 | 126 | 46.5 | - |
3 | 82 | 73.9 | 130 | 48.3 | - |
4 | 84 | 75.5 | 134 | 49.1 | - |





※⽻襟つき、⽻襟無し、2つの衿の形状をお選びいただけます。
⼭内として1年通して提案をしている数少ない定番シャツの⼀つです。
全てのパーツに滑りの良いコットンキュプラを裏打ちする⼆重仕⽴てで、⽣地の⾵合いを感じて頂くために、ステッチは全て裏側になるよう仕⽴てて います。
和紙のように乾いた表情とランダムなシワの⼊った⽣地感とデザインが、どこか和を感じさせる⼭内らしいアイテムです。
スタイリングの幅が広く⽻織としても重宝するためサイズ選びや襟の形状選びなど、洋服本来の着⽤する楽しみも感じていただければと思います。
塩縮加工コットンリネン (近江産地)
生地の裏側に手を当てると透けて見えるほど薄手の近江産コットンリネンを、強塩縮加工する事で強烈に目が詰まり、縦横30%程生地が収縮します。
縮まる際に生地全体に出てくるランダムなシワとドライな表面が、どこか和紙のようでもあります。
全ての生地が同じような塩縮後の表情になるわけではなく、糸、組織、染色方法、色々な条件により仕上がりが左右します。
その為、今まで幾度となくテストを繰り返してきた中で、シワが強すぎて主張しすぎるわけでもなく、弱すぎるわけでもなく、また安定して同じ風合 いに上がるこの生地に行き着きました。
テキスタイルからデザインが始まる山内ですが、テキスタイルが押し付けがましく主張しすぎてもよくありません。
常に気負わず着用が出来、また手に取り着用したくなる、一見すると少しの変化に感じますが、あえてその程よく品のあるバランス感覚を大事にモノ づくりをしています。
この生地はそんな感覚に常に正してくれる山内になくてはならないテキスタイルの一つです。
塩縮加工 (山梨県)
苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)を使用し、独特なシワ感や凹凸を生地に与える加工方法です。
とても手間のかかる加工のため、大量加工には向かず、すべて手作業で行います。
また、使用する薬剤が危険を伴うため、高濃度で加工できる工場さんはとても希少です。
・品番 / yc41-232
・サイズ展開 / 2, 3, 4 , 5
・色展開 / black
・塩縮加工
・二重仕立て
・羽襟あり、羽襟なし二つの形状からお選びいただけます。
・純日本製
・お洗濯 / ご自宅手洗い, ドライクリーニング
表地 – 綿 50% 麻50%(近江産)
裏地 – 綿55% キュプラ45%
---仕上がり寸法表---
※洋服の特性上多少の誤差は生じます。
着丈 | 肩幅 | 胸囲 | 袖丈 | 裄丈 | |
2 | 78 | 44.1 | 110 | 60 | - |
3 | 80 | 45.7 | 114 | 61.8 | - |
4 | 82 | 47.3 | 118 | 63.6 | - |
5 | 84 | 48.9 | 122 | 65.2 | - |












※⽻襟つき、⽻襟無し、2つの衿の形状をお選びいただけます。
⼭内として1年通して提案をしている数少ない定番シャツの⼀つです。
全てのパーツに滑りの良いコットンキュプラを裏打ちする⼆重仕⽴てで、⽣地の⾵合いを感じて頂くために、ステッチは全て裏側になるよう仕⽴てています。
和紙のように乾いた表情とランダムなシワの⼊った⽣地感とデザインが、どこか和を感じさせる⼭内らしいアイテムです。
スタイリングの幅が広く⽻織としても重宝するためサイズ選びや襟の形状選びなど、洋服本来の着⽤する楽しみも感じていただければと思います。
定番の塩縮シャツの表地に本藍染を施し、さらにその上から抜染剤をランダムに振りかけ、独特な柄を表現しています。
全て⼿作業の加⼯ですので、⼀点⼀点全て表情が異なります。
着分ずつカットした⽣地を、藍染→抜染→塩縮→裁断→縫製の順で1着ずつ進めていき完成させた、特別な⼭内の定番シャツです。
塩縮加工コットンリネン (近江産地)
生地の裏側に手を当てると透けて見えるほど薄手の近江産コットンリネンを、強塩縮加工する事で強烈に目が詰まり、縦横30%程生地が収縮します。
縮まる際に生地全体に出てくるランダムなシワとドライな表面が、どこか和紙のようでもあります。
全ての生地が同じような塩縮後の表情になるわけではなく、糸、組織、染色方法、色々な条件により仕上がりが左右します。
その為、今まで幾度となくテストを繰り返してきた中で、シワが強すぎて主張しすぎるわけでもなく、弱すぎるわけでもなく、また安定して同じ風合 いに上がるこの生地に行き着きました。
テキスタイルからデザインが始まる山内ですが、テキスタイルが押し付けがましく主張しすぎてもよくありません。
常に気負わず着用が出来、また手に取り着用したくなる、一見すると少しの変化に感じますが、あえてその程よく品のあるバランス感覚を大事にモノ づくりをしています。
この生地はそんな感覚に常に正してくれる山内になくてはならないテキスタイルの一つです
本藍染め (奈良県)
人類の最古の染めと言われる染色方法で日本でも古くから親しまれています。
弊社の本藍染は、畑で蓼藍(タデアイ)を育て、藍建て、藍染までお一人でこなす奈良県の職人さんにお願いしています。
藍染は元来濃く染めていくと赤みがかった紫色になることが多くありますが、今回は⻘みの強い藍色を目指しました。
今回お願いした職人さんは同じく深みのある⻘い藍染を目指している方であったため、とてもイメージの共有がしやすく、そこに向けての探究心もあり、とても信頼しております。
⻘みの強い藍色を作るために、本来1週間ほどかける藍建てを、2週間ほど低温でじっくりと時間をかけて藍建て行います。
また時間をかけ、何度も染め重ねることで赤みを抑え、天然染めならではの色落ちを極力抑えています。 山内の23awで目指した藍色は、男服に似合う「⻘みの強い、限界濃度の藍色」です。
塩縮加工 (山梨県)
苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)を使用し、独特なシワ感や凹凸を生地に与える加工方法です。
とても手間のかかる加工のため、大量加工には向かず、すべて手作業で行います。
また、使用する薬剤が危険を伴うため、高濃度で加工できる工場さんはとても希少です。
・品番 / yc41-232-ai
・サイズ展開 / 2, 3, 4 , 5
・色展開 / ai
・塩縮加工
・二重仕立て
・奈良県の本藍染
・羽襟あり、羽襟なし二つの形状からお選びいただけます。
・純日本製
・お洗濯 / ご自宅手洗い, ドライクリーニング
表地 – 綿 50% 麻50%(近江産)
裏地 – 綿55% キュプラ45%
---仕上がり寸法表---
※洋服の特性上多少の誤差は生じます。
着丈 | 肩幅 | 胸囲 | 袖丈 | 裄丈 | |
2 | 78 | 44.1 | 110 | 60 | - |
3 | 80 | 45.7 | 114 | 61.8 | - |
4 | 82 | 47.3 | 118 | 63.6 | - |
5 | 84 | 48.9 | 122 | 65.2 | - |






この品番も近年のオーバーサイジングの流れの反発から、ジャストサイズを狙ったアイテムになります。
出来る限りスタンダードな佇まいで収まるようにデザインをした、いわゆる「普通のシャツ」アイテムです。
シンプルな絵を描き、素材にこだわる⼭内らしく、当て込んだテキスタイルは極上の梳⽑ヤクウールです。
肌に触れた感触は間違いなく着⽤者を満⾜させます。
ヤク×ノーミュールシングウール ライトフラノクロス (尾州産地)
ヤクは標高3000メートル以上の高地という厳しい環境の中で生きるため、柔らかく温かみのある産毛が採取できます。 産毛の為、1頭からは100〜300gしか採れず、希少な原料です。
その原料を50%までウールと混紡し、1/60の梳毛糸に紡績しています。
一般的にはヤクは紡毛糸が多く、ニットや毛足のあるコートによく用いていますが、山内では全て高品質な梳毛織物で統一しています。
梳毛糸を2/60に撚糸をして、縮絨、起毛の工程を従来の2倍行うことで、膨らみのある滑らかな梳毛織物が完成します。
ヤク本来の風合いをより感じていただくために無染色の糸をチョイスし、ウール100の織物に比べ、より滑らかで上品な質感は、直接触れることで間 違いなく違いを感じていただけると思います。
※11と14は、同素材ですが、11は綾織で中肉、14は平織りで中〜薄地といった違いがあります。
・品番 / 23242-yak
・サイズ展開 / 2, 3, 4 , 5
・色展開 / yak beige
・純日本製
・お洗濯 / ご自宅手洗い, ドライクリーニング
表地 – ヤクウール50% 毛 50%(尾州産)
---仕上がり寸法表---
※洋服の特性上多少の誤差は生じます。
着丈 | 肩幅 | 胸囲 | 袖丈 | 裄丈 | |
2 | 72 | 43.5 | 108.4 | 58.2 | - |
3 | 74 | 45.1 | 112.4 | 60 | - |
4 | 76 | 46.7 | 116.4 | 61.8 | - |
5 | 78 | 48.3 | 120.4 | 63.6 | - |






この品番も近年のオーバーサイジングの流れの反発から、ジャストサイズを狙ったアイテムになります。
出来る限りスタンダードな佇まいで収まるようにデザインをした、いわゆる「普通のシャツ」アイテムです。
シンプルな絵を描き、素材にこだわる⼭内らしく、当て込んだテキスタイルは梳⽑ヤクウールのさらに上をいく梳⽑ブルーフォックスウールです。
上品な杢グレーが⽬を引き、独特なトロみのある素材感は⼀⾒の価値があります。
また触れた瞬間に感じる上質感は感動すら覚えます。
ブルーフォックス×ノーミュールシングウール (尾州産地)
貴重なブルーフォックス(⻘狐)と上質なウールの混紡糸を使用した最上級のテキスタイルを、前シーズンから引き継ぎ製作しました。
前回は無染色で織り上げたましたが、今期は少し杢調の毛をブレンドし、とても上品な杢グレーに仕上げました。
ふっくらと空気を含んだ上質な質感はブルーフォックスならではの温かみがあり、肌あたりはしっとりと滑らかで、触れれば感じる最上級のテキスタイルです。
・品番 / 23242-bf
・セットアップ提案商品 (パンツ 品番 23269)
・サイズ展開 / 2, 3, 4 , 5
・色展開 / fox gray
・純日本製
・お洗濯 / ご自宅手洗い, ドライクリーニング
表地 – 毛 70% ブルーフォックス 30%(尾州産)
---仕上がり寸法表---
※洋服の特性上多少の誤差は生じます。
着丈 | 肩幅 | 胸囲 | 袖丈 | 裄丈 | |
2 | 72 | 43.5 | 108.4 | 58.2 | - |
3 | 74 | 45.1 | 112.4 | 60 | - |
4 | 76 | 46.7 | 116.4 | 61.8 | - |
5 | 78 | 48.3 | 120.4 | 63.6 | - |







今シーズンで⼀番カジュアルなシルエット、ディテールのシャツアイテムです。
スタンドカラーでラグランスリーブ、⼤きめのボタン、幅の狭いカフスが特徴的で、普段の着⽤イメージが容易にできます。
いつも⼭内のデザインで気をつけているのですが、カジュアルなアイテムほどちゃんと仕⽴てることを意識します。
カジュアルアイテムをさらっと仕⽴てては全く⾯⽩くありません。
せっかく純⽇本製をうたっている⼭内ですから、⽇本製の底⼒を⾒せる意味でもカジュアルなアイテムで差をつけたいと思っています。
sp120ʼs 縮絨ノーミュールシングウール (尾州産地)
スーパー120ʼsの糸をあえて太く引き、膨らみと温かみをを重視した山内の冬の定番生地を、密度を少し甘く設計した上で水流縮絨をかけることにより、 より膨らみのあるふっくらとしながらも男らしさを残した新たなテキスタイルを製作しました。
・品番 / 23243-mw
・セットアップ提案商品 (パンツ 品番 23262-mw)
・サイズ展開 / 2, 3, 4 , 5
・色展開 / charcoal gray
・純日本製
・お洗濯 / ご自宅手洗い, ドライクリーニング
表地 – 毛 100%(尾州産)
---仕上がり寸法表---
※洋服の特性上多少の誤差は生じます。
着丈 | 肩幅 | 胸囲 | 袖丈 | 裄丈 | |
2 | 75 | 50 | 118 | 56.5 | - |
3 | 77 | 51.6 | 122 | 58.3 | - |
4 | 79 | 53.2 | 126 | 60.1 | - |
5 | 81 | 54.8 | 130 | 61.9 | - |








今シーズンで⼀番カジュアルなシルエット、ディテールのシャツアイテムです。
スタンドカラーでラグランスリーブ、⼤きめのボタン、幅の狭いカフスが特徴的で、普段の着⽤イメージが容易にできます。
いつも⼭内のデザインで気をつけているのですが、カジュアルなアイテムほどちゃんと仕⽴てることを意識します。
カジュアルアイテムをさらっと仕⽴てては全く⾯⽩くありません。 せっかく純⽇本製をうたっている⼭内ですから、⽇本製の底⼒を⾒せる意味でもカジュアルなアイテムで差をつけたいと思っています。
シャツアイテムにふさわしい⾁厚の⽣地数種類を選び泥染をし、再構築したドロスクラップアイテムです。
裁断する際にランダムに切り分けるため、出来上がりを楽しみながら縫製していきます。
全て同じトーンで染め上がった⽣地で組み⽴てるため、古着や後加⼯でクラッシュしたアイテムとは全く違う上品さを感じます。
弊社が年2回コレクションを発表し15年が経ちます。
毎シーズン新たに試作をしていく生地や、コレクションで使用している生地はかなり多く、種類も多岐にわたります。
また、生地製作には最低ロットがあり、コレクションでのオーダーによっては、かなりのメーター数が残ってしまう現状があります。
その状況は世界のアパレル業界ではも等しく、その在庫となってしまった生地を、破棄している事実もあります。
その量は膨大で、大きな社会問題ともいえると私は思います。
ものづくりに関わる以上、全てのロスをなくす事は難しいとは認識していますが、せっかく原料から紡績、設計織り、を真剣に取り組んでいただいた 方々の生地を破棄する事は考えられません。
山内で使用している生地は、全てが思いの詰まったテキスタイルですので、新たな生地の使用機会として考え取り組んだシリーズです。
弊社の数あるストック生地をランダムにカットし、生地の状態で加工、染めの工程を加え新たなテキスタイルに変化させました。
その多種にわたる生地を使い、洋服の各パーツにランダムに振り分け裁断し、組み上げていきます。
このシリーズでも洋服にしてから加工する「製品加工」ではなく、生地の状態での「生地加工」までで留め、山内の縫製技術で丁寧に仕立てています。 一点一点違った表情を見せるパッチワークのようなアイテムですが、同じトーンでの染め上げにより、山内らしくカジュアルになりすぎない様意識し ています。
スクラップシリーズは、従来の量産よりも時間をかけ製作を行うことで、より付加価値を加え、手間暇かけて仕立てることで、より一層の特別感が生まれます。
今期は、全ての生地に奄美大島での「泥染」を施し、本来の生地色の違いから、全てが異なったダークブラウンに染め上げました。
一見すると同色に見えますが、近くに寄ってみると、いろいろな生地の表情や、色味の違い、感触の違いがあり、心踊るアイテムに仕上がっています。
泥染め (奄美大島)
奄美大島に自生するテーチ木をチップ状にして、2日間煮出し、醗酵させて出来るテーチ木染料を使用する染色方法です。
その染料に何度も浸すことで染め上げた茶褐色の生地を、奄美の泥の中で同じく何度も染め上げています。
テーチ木染料のタンニンと泥の鉄分が反応し黑褐色、濃茶となり生地に固着する染色方法で、最初は少し張り感のある仕上がりですが、着用するにつ れ張りも落ち着き、経年により色変化も楽しめます。
湿気の多い日本の夏には特に効果的な消臭、防虫の作用を備えていることも特徴です。
・品番 / 23243-doro
・セットアップ提案商品 (パンツ 品番 yc68-232-doro)
・サイズ展開 / 2, 3, 4 , 5
・色展開 / scrap doro mix
・スクラップシリーズ
・奄美大島の泥染め
・純日本製
・お洗濯 / ご自宅手洗い, ドライクリーニング
表地 – mix生地
※表地は様々な生地をmixしますが、メインはコットンです。
---仕上がり寸法表---
※洋服の特性上多少の誤差は生じます。
着丈 | 肩幅 | 胸囲 | 袖丈 | 裄丈 | |
2 | 75 | 50 | 118 | 56.5 | - |
3 | 77 | 51.6 | 122 | 58.3 | - |
4 | 79 | 53.2 | 126 | 60.1 | - |
5 | 81 | 54.8 | 130 | 61.9 | - |







室内での着⽤を第⼀に考え、余分なディテールを排除し、快適に過ごせるアイテムを⽬的としています。
室内でこそ最⾼のファブリックを⾝にまとい⽣活することは最⾼の贅沢です。
もちろん作り込み⾃体は⼭内全てのアイテムと変わりなく、タウンウエアとしての堅牢度も備えています。
また、ご⾃宅での洗濯も可能ですので、メンテナンスも苦になりません。(⼿洗い、弱脱⽔、最終アイロンプレス) オープンカラーのパジャマをイメージソースにし、ボタンは普通のシャツより⼀回り⼤きく15mmの⽔⽜を使⽤しています。
今期の23237や23216といった緩やかなシルエットのアイテムを上に⽻織り室内コーディネートを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ウールでパジャマを作りたいという発想からスタートしたルームウエアシリーズ。
もちろんタウンウエアとしての着用方法も考えた作りで、作り込みは山内全てのアイテムと全く変わりありません。
特に弊社の使用するノーミュールシングウールは肌あたりに不快感は全くなく、シワにもなりにくい為ご自宅でも洗濯可能です。
吸湿性、放湿性に優れ、何よりタフな素材であるウールは毎日使用するパジャマにも最適です。
普段の生活で一番着用する機会の多いルームウエアを最上級のテキスタイルで提案しています。
ブルーフォックス×ノーミュールシングウール (尾州産地)
貴重なブルーフォックス(⻘狐)と上質なウールの混紡糸を使用した最上級のテキスタイルを、前シーズンから引き継ぎ製作しました。
前回は無染色で織り上げましたが、今期は少し杢調の毛をブレンドし、とても上品な杢グレーに仕上げました。
ふっくらと空気を含んだ上質な質感はブルーフォックスならではの温かみがあり、肌あたりはしっとりと滑らかで、触れれば感じる最上級のテキスタイルです。
・品番 / 23245
・セットアップ提案商品 (パンツ 品番 23269)
・サイズ展開 / 2, 3, 4
・色展開 / fox gray
・純日本製
・お洗濯 / ご自宅手洗い, ドライクリーニング
表地 – 毛 70% ブルーフォックス 30%(尾州産)
---仕上がり寸法表---
※洋服の特性上多少の誤差は生じます。
着丈 | 肩幅 | 胸囲 | 前袖丈 | ||
2 | 78 | 43.5 | 109 | 60.5 | |
3 | 80 | 45.1 | 113 | 62.3 | |
4 | 82 | 46.7 | 117 | 64.1 | |







⼭内は布帛屋であると常々⾔ってきました。
布帛とは織物のことで、ニットなどの編み物アイテムはあまり提案していません。
トレーナーやTシャツ、ニットパーカーなどの編み物アイテムに変わる、⼭内が提案するプルオーバーです。
全て布帛で製作していますので、ニットアイテムとは違い、しっかりと⾃⽴した男らしいアイテムです。
トレーナーやパーカーのような⽴ち位置の布帛アイテムはあまりありませんので、様々なスタイリングをお楽しみいただけるアイテムです。
アルパカと撥⽔コットンの切り替えが特徴的で、袖⼝、裾にはウールリブを取り付けています。
アルパカメルトンダブルクロス (尾州産地)
通常は縮絨することが難しいアルパカをメルトンにして、二重織で織り上げました。
前シーズンからアルパカ素材に注目し、豊かな表情と、素材の持つ力強さが、山内の冬服にとても似合っています。
⻑年お付き合いのある一宮葛利毛織さんのテキスタイルで、試作段階から何度も壁にぶつかりながらもしっかりとイメージ通りの織物に仕上げて頂きました。
出来上がりの生地はとても滑らかで膨らみがあり、毛足の⻑い繊維ですがとても肌当たりがよく、なにより見た目の迫力が圧倒的です。
密度を高めず柔らかさを重視し、二重織りにする事で目付けを高め、重厚感を演出しています。
とても仕立て栄えのする最高の生地ですので、今期多数のアイテムで使用しています。
塩縮撥水ストレッチコットン (遠州産地+富士吉田産地)
ベースとなるストレッチコットンを強塩縮加工することで、生地密度が高まり素材の表面に細かなシボが生まれます。
その上から撥水加工を施し、最後にタンブラー加工を何度か行い風合いを戻します。
何シーズンか継続して使用している生地で、天然素材のみで勝負している弊社としては、アクセントとなる素材感でとても気に入っているテキスタイルです。
生地は織り上げたままの生機と言われる状態から整理加工することで服地として生まれ変わります。
その加工方法が今では無数にあり、まったく違う生地と思っても生機は同じということが多々あります。
弊社も毎シーズン色々な加工方法をテストし、より山内のイメージに合ったテキスタイルを目指しておりますが、なかなかすぐにできるものでもなく、時間をかけて次に繋がるデータ取り作業を繰り返しています。
この生地 は製品として使用できるようになるまでに取られた無数のテストデータの上で実現しているものです。
ひとくくりにこの加工をしたらこの表情になるというものでもありませんので、地道な加工テスト作業を今後も行い続け、次に繋がる新たな発見を楽 しみに進めていきたいと思います
・品番 / 23251-alp
・セットアップ提案商品 (パンツ品番 23261-alp )
・サイズ展開 / 2, 3, 4 , 5
・色展開 / alpaca black
・純日本製
・お洗濯 / ドライクリーニング
・左右腰ポケット
・ファスナーあきプルオーバー
表地 – アルパカ 100% (尾州産)
綿 70% ポリエステル30%
リブ – 毛83% ポリウレタン 17%
別布 – 綿 100%
---仕上がり寸法表---
※洋服の特性上多少の誤差は生じます。
着丈 | - | 胸囲 | - | 裄丈 | |
2 | 68.5 | - | 120 | - | 85 |
3 | 70.5 | - | 124 | - | 87.8 |
4 | 72.5 | - | 128 | - | 90.6 |
5 | 74.5 | - | 132 | - | 93.4 |







⼭内は布帛屋であると常々⾔ってきました。
布帛とは織物のことで、ニットなどの編み物アイテムはあまり提案していません。
トレーナーやTシャツ、ニットパーカーなどの編み物アイテムに変わる、⼭内が提案するプルオーバーです。 全て布帛で製作していますので、ニットアイテムとは違い、しっかりと⾃⽴した男らしいアイテムです。
トレーナーやパーカーのような⽴ち位置の布帛アイテムはあまりありませんので、スタイリングを楽しめるアイテムです。
⼭内冬の定番シープパイルを贅沢に全⾯に使⽤しているため、とても暖かく保温性を確保しています。
カジュアルな印象になりがちなボアアイテムですが、各シームにしっかりとした芯を貼り、ダブルステッチでエッジを効かせた⼭内らしい縫製で、全くだらしない印象はありません。
ヤクエルドラード・シープパイル (今治産地)
山内の秋冬の定番的なボアで、継続して使用している今治産のパイルです。
今治パイルの特徴はやはり膨らみと肌あたりです。
今治パイルの厳しい条件をクリアしたテキスタイルは触れる人を魅了します。
コットンにヤクをブレンドすることにより、格段に保温性が上がり化繊のボアでは表現できないナチュラルなボアが生まれます。
また染色は、天然染料を使用したボタニカル・ダイで、ブラックボアはログウッド染め、オリーブボアは小豆島のオリーブ染めとなっています。
一方ベージュのボアは無染色の自然の色目で、ヤクの他に高価な茶綿、また希少な緑綿をブレンドすることにより深みのある色合いになっています。
・品番 / 23251-yk
・サイズ展開 / 2, 3, 4 , 5
・色展開 / boa black
・純日本製
・お洗濯 / ドライクリーニング
・左右腰ポケット
・ファスナーあきプルオーバー
表地 – 綿 86% ヤクウール14%(今治産)
リブ – 毛83% ポリウレタン 17%
別布 – 綿 100%
---仕上がり寸法表---
※洋服の特性上多少の誤差は生じます。
着丈 | - | 胸囲 | - | 裄丈 | |
2 | 68.5 | - | 120 | - | 85 |
3 | 70.5 | - | 124 | - | 87.8 |
4 | 72.5 | - | 128 | - | 90.6 |
5 | 74.5 | - | 132 | - | 93.4 |





深くとったタックにより程よい太さで、裾に向かって多少テーパードの効いたシルエットはとても上品な印象です。
アルパカメルトンの上質な感触を肌で味わって頂きたいとの思いからあえて裏地をなくした設計となっています。
⼭内のアイテムは、パンツに限らず裏側を⾒れば、弊社の細部への作り込みを感じていただけるかと思います。
アルパカメルトンダブルクロス (尾州産地)
通常は縮絨することが難しいアルパカをメルトンにして、二重織で織り上げました。
前シーズンからアルパカ素材に注目し、豊かな表情と、素材の持つ力強さが、山内の冬服にとても似合っています。
⻑年お付き合いのある一宮葛利毛織さんのテキスタイルで、試作段階から何度も壁にぶつかりながらもしっかりとイメージ通りの織物に仕上げて頂き ました。
出来上がりの生地はとても滑らかで膨らみがあり、毛足の⻑い繊維ですがとても肌当たりがよく、なにより見た目の迫力が圧倒的です。
密度を高めず柔らかさを重視し、二重織りにする事で目付けを高め、重厚感を演出しています。
とても仕立て栄えのする最高の生地ですので、今期多数のアイテムで使用しています。
・品番 / 23261-alp
・セットアップ提案商品 (ジャケット 品番 232251-alp ,コート 品番 232216-alp)
・サイズ展開 / 2, 3, 4
・色展開 / alpaca black
・純日本製
・お洗濯 /ドライクリーニングのみ
・左右腰ポケット+左右後ポケット
表地 – アルパカ 100% (尾州産)
別布 – 綿 100%
---仕上がり寸法表---
※洋服の特性上多少の誤差は生じます。
ウエスト | ヒップ | 股上 | 股下 | 裾口 | |
2 | 75.5 | 110 | 31.5 | 67 | 42 |
3 | 79.5 | 114 | 32 | 69 | 43 |
4 | 83.5 | 118 | 32.5 | 71 | 44 |





深くとったタックにより程よい太さで、裾に向かって多少テーパードの効いたシルエットはとても上品な印象です。
⼭内のアイテムは、パンツに限らず裏側を⾒れば、弊社の細部への作り込みを感じていただけるかと思います。
⼭内定番の⾼密度コットンダブルクロスは、デニムのように通年使⽤できる程よい⾁厚⽣地ですので、着⽤時期が⻑いのも特徴です。
着⽤していくとどんどん体に馴染んでいきますので経年変化をお楽しみいただけたらと思います。
高密度コットンダブルクロス (遠州産地)
⼭内の定番的テキスタイルで私の⼀番思い⼊れのある⽣地の⼀つです。
表の織と裏の織を別組織にし、熱加⼯を施すことにより裏組織のみ縮み、表にシボ感が⽣まれます。
この⽣地を⽣産している機屋さんに出会い、私の服作りが変わったと⾔っても過⾔ではないほど刺激を受けています。
私のものづくりをわかっても らうために、なんども⾜繁く通い、ようやくお取引を始めることができた機屋さんで、名だたる外国のハイブランドの⽣地を⼿がけ、⽇本屈指の技術と情熱を持ったテキスタイルメーカーさんです。
⼀⾒シンプルで、太番⼿の織物に⾒えますが、本当は超細番⼿の⾼密度織物で、独特なシワ感やシボ感、そしてマットな表情が⼭内の洋服にとてもよくに似合います。
※(⽑織り物は経⽷本数約5000本ですが、この織物は経⽷本数約13000本です)
・品番 / 23261-co
・セットアップ提案商品 (コート 品番 23222)
・サイズ展開 / 2, 3, 4
・色展開 / black
・純日本製
・お洗濯 / ご自宅手洗い, ドライクリーニング
・左右腰ポケット+左右後ポケット
表地 – 綿 100% (遠州産)
別布 – 綿 100%
---仕上がり寸法表---
※洋服の特性上多少の誤差は生じます。
ウエスト | ヒップ | 股上 | 股下 | 裾口 | |
2 | 75.5 | 110 | 31.5 | 67 | 42 |
3 | 79.5 | 114 | 32 | 69 | 43 |
4 | 83.5 | 118 | 32.5 | 71 | 44 |






センタークリース⼊りのテーパードシルエットで、ウエスト開き無しでゴム⼊り仕様のイージーパンツです。
数年提案している型で、とてもスタイリングしやすく、着⽤感がとても楽なパンツである⼀⽅、⾮常に綺麗なスラックスの様に⾒えることがポイントです。
多少股下⼨法を短く設定していますが、今期は全てのサイズ2cm伸ばし、より多くの⽅に着⽤していただける⼨法に修正しています。
本藍染のウールがとても上品で、藍染特有の雑⾊がとても深みを感じさせます。
⾚みに振れるギリギリの藍⾊は、他ではなかなかお⽬にかかれない最上級の濃⾊で表現しています。
sp120ʼs ノーミュールシングウール (尾州産地)
大正元年から創業の葛利毛織さんの毛織物です。
現在でも超低速織機のションヘル織機を動かし、ゆっくりと時間をかけて手織りに近い風合いで最高級のスーツ地を製作しています。 創業当時と変わらないタテ糸本数を維持しているため、コスト削減が歌われる昨今のタテ糸本数を減らした毛織物に比べ、圧倒的にタフで堅牢度が高いことも特徴です。
組織と生地整理で感触を高めた生地は、カシミアを彷彿とさせる肌触りです。
またウールは汚れが糸の内部まで浸透することはなく、表面に付着するだけですので、1分程度の水通しで汚れが落ちることもあり、常に着用するア イテムにとても向いている素材です。
スーパー120ʼsの糸をあえて太く引き、膨らみと温かみをを重視したテキスタイルは山内の冬の定番生地の一つです。
本藍染め (奈良県)
人類の最古の染めと言われる染色方法で日本でも古くから親しまれています。
弊社の本藍染は、畑で蓼藍(タデアイ)を育て、藍建て、藍染までお一人でこなす奈良県の職人さんにお願いしています。
藍染は元来濃く染めていくと赤みがかった紫色になることが多くありますが、今回は⻘みの強い藍色を目指しました。
今回お願いした職人さんは同じく深みのある⻘い藍染を目指している方であったため、とてもイメージの共有がしやすく、そこに向けての探究心もあり、とても信頼しております。
⻘みの強い藍色を作るために、本来1週間ほどかける藍建てを、2週間ほど低温でじっくりと時間をかけて藍建て行います。
また時間をかけ、何度も染め重ねることで赤みを抑え、天然染めならではの色落ちを極力抑えています。
山内の23awで目指した藍色は、男服に似合う「⻘みの強い、限界濃度の藍色」です。
・品番 / 23262-ai
・セットアップ提案商品 (コート 品番 23216-ai , ジャケット 品番 23227-ai)
・サイズ展開 / 2, 3, 4
・色展開 / ai
・奈良県の本藍染
・純日本製
・お洗濯 /ドライクリーニングのみ
・左右腰ポケット+左右後ポケット
・平ゴム+ウエストコード
表地 – 毛 100%(尾州産)
別布 – 綿 100%
---仕上がり寸法表---
※洋服の特性上多少の誤差は生じます。
ウエスト | ヒップ | 股上 | 股下 | 裾口 | |
2 | 70~100 | 106 | 32 | 63.5 | - |
3 | 74~104 | 110 | 32.5 | 65.5 | - |
4 | 78~108 | 114 | 33 | 67.5 | - |





センタークリース⼊りのテーパードシルエットで、ウエスト開き無しでゴム⼊り仕様のイージーパンツです。
数年提案している型で、とてもスタイリングしやすく、着⽤感がとても楽なパンツである⼀⽅、⾮常に綺麗なスラックスの様に⾒えることがポイントです。
多少股下⼨法を短く設定していますが、今期は全てのサイズ2cm伸ばし、より多くの⽅に着⽤していただける⼨法に修正しています。
縮絨ウールを表地に使⽤することで、よりカジュアルに、⼿⼊れも気にすることなく着⽤できるアイテムとして重宝します。
sp120ʼs 縮絨ノーミュールシングウール (尾州産地)
スーパー120ʼsの糸をあえて太く引き、膨らみと温かみをを重視した山内の冬の定番生地を、密度を少し甘く設計した上で水流縮絨をかけることにより、 より膨らみのあるふっくらとしながらも男らしさを残した新たなテキスタイルを製作しました。
・品番 / 23262-mw
・セットアップ提案商品 (ジャケット 品番 23227-mw ,ジャケット 品番 23233-mw , シャツ 品番 23243-mw)
・サイズ展開 / 2, 3, 4
・色展開 / charcoal gray
・純日本製
・お洗濯 /ご自宅手洗い+ドライクリーニングのみ
・左右腰ポケット+左右後ポケット
表地 – 毛 100%(尾州産)
別布 – 綿 100%
---仕上がり寸法表---
※洋服の特性上多少の誤差は生じます。
ウエスト | ヒップ | 股上 | 股下 | 裾口 | |
2 | 70~100 | 106 | 32 | 63.5 | - |
3 | 74~104 | 110 | 32.5 | 65.5 | - |
4 | 78~108 | 114 | 33 | 67.5 | - |







ワンタックで程よいボリュームがありますが、全体としてはすっきりとしたシルエットです。
弊社の得意とするニットを布帛仕⽴てすることにより、ニットパンツ特有のカジュアルな印象を軽減しています。
⼀⾒するととても綺麗なパンツに⾒えますが、着⽤感はニット特有のリラックス感があり、ウール素材ですので温かく保温性も兼ね備えています。
sp140ʼミルドウールニット (東京産地)
糸にカシミアように柔らかい、高級な17.5マイクロンのスーパー140ウールを100%使用した縮絨天竺です。
表面に多少の凹凸が出るほどの縮絨に留め、肉厚になりすぎない様に意識しました。
生地に防縮加工を施すことにより、家庭で簡単に洗う事が出来ることも特徴です。
高品質な原料のため、素肌に触れても全く不快感はなく、ふっくらと温かみのあるニット素材になります。
・品番 / 23265
・セットアップ提案商品 (パンツ 品番 23237)
・サイズ展開 / 2, 3, 4 , 5
・色展開 / black
・純日本製
・お洗濯 /ご自宅洗い+ドライクリーニングのみ
・左右腰ポケット+左右後ポケット
・平ゴム+ウエストコード
表地 – 毛 100%
別布 – 綿 100%
---仕上がり寸法表---
※洋服の特性上多少の誤差は生じます。
ウエスト | ヒップ | 股上 | 股下 | 裾口 | |
2 | 69~95.5 | 110 | 30.5 | 73 | 39.5 |
3 | 73~99.5 | 114 | 31 | 73 | 40.5 |
4 | 77~103.5 | 118 | 31.5 | 74 | 41.5 |
5 | 81~104.5 | 122 | 32 | 74 | 42 |













全体を細かなパターンに分け、ヒップ周りには多少のゆとりを持たせ、膝裏でダーツを取り、ふくらはぎに丸みを持たせた独特な細⾝のシルエットの ⼭内定番パンツです。
好みの別れるアイテムですが、⻑らく⽣地を変えて提案しており、ファンの多いパンツの⼀つです。
近年ワイドシルエットの終焉を迎える中、再度⽣産のご要望が多くあるアイテムを、スペシャルなウールで仕⽴て直しました。
ノーミュールシングウール・限界密度ダブルクロス (尾州産地)
前シーズンコレクションの中心にしたテキスタイルで、自分自身でも昨年の冬に一番多く着用したアイテムで使用していました。
とにかくタフでシワにならず、何よりも圧倒的な存在感のある表情をしています。
肉厚の生地で、目付けも高く、触れた時に感じる「強さ」はまさに男服に適しています。
メルトンのような目付けがありながら、重々しく感じさせない面構えは、二重織り組織の特徴がとても良い方向に出た好例です。
また弊社の毛織物を一手にお願いしている「葛利毛織」さんの数あるションヘル織機の中で、ションヘルの限界を超えた密度で織り上がることのできる貴重な織機だけを使用し織り上げた、スペシャルなファブリックです。
・品番 / yc67-232
・セットアップ提案商品 (シャツ 品番23232-dc , ジャケット 品番23234-dc)
・サイズ展開 / 2, 3, 4 , 5
・色展開 / charcoal brown , charcoal gray
・純日本製
・お洗濯 /ドライクリーニングのみ
・左右腰ポケット+左右後ポケット
表地 – 毛 100%(尾州産)
別布 – 綿 100%
---仕上がり寸法表---
※洋服の特性上多少の誤差は生じます。
ウエスト | ヒップ | 股上 | 股下 | 裾口 | |
2 | 72.5 | 99 | 22.5 | 79 | 32 |
3 | 76.5 | 103 | 23 | 81 | 33 |
4 | 80.5 | 107 | 23.5 | 83 | 34 |
5 | 84.5 | 111 | 24 | 83 | 35 |






yc67の後継モデルとして登場し、yc67より多少ゆとりのあるパターン設計で、同じく細かなパーツにより⽴体にシルエット構成しています。
こちらのモデルも着実にファンを獲得しているアイテムで、メンズカジュアルパンツの⼀般的なストレートシルエットとウエストゴム仕様が好まれています。
今後も⾊々な⽣地で展開していく予定で、⼭内の数少ない継続品番のアイテムです。
超強撚ギャバ (遠州産地)
通常1mで1000回撚りをかけた糸を強撚糸と呼びますが、この糸はその倍の2000回撚りをかけています。
撚りをかければかけるほど織る技術が必要になりますので、通常はここまで撚りをかけることはしませんが、山内の素材は極まったテキスタイルを常に使用し続けており、リスクの部分をどのように解決するかを考えながら先に進んでいます。
また一番難しい撚糸方法のZZ撚りを採用することで、ザリッとしたハードタッチを目指しました。
先染めブラックは、糸の撚りが強すぎて織りの段階でのリスクが生じます。
それをいかに技術と経験で対処するかがポイントとなりますが、常に新たな極みを目指すことこそ技術の向上につながり製品価値の向上に繋がると思います。
その為、今後も機屋さんと協力させて頂きながら喜んでいただけるテキスタイルをお見せしたいと思っています。
・品番 / yc68-232-co
・サイズ展開 / 2, 3, 4 , 5
・色展開 / black
・純日本製
・お洗濯 / ドライクリーニングのみ
・左右腰ポケット+左右後ポケット
・平ゴム+ウエストコード
表地 – 綿 100%(遠州産)
別布 – 綿 100%
---仕上がり寸法表---
※洋服の特性上多少の誤差は生じます。
ウエスト | ヒップ | 股上 | 股下 | 裾口 | |
2 | 69~91 | 98.5 | 30.5 | 72 | 41 |
3 | 73~95 | 102.5 | 31 | 74 | 42 |
4 | 77~99 | 106.5 | 31.5 | 76 | 43 |
5 | 81~103 | 110.5 | 32 | 77 | 44 |






yc67の後継モデルとして登場し、yc67より多少ゆとりのあるパターン設計で、同じく細かなパーツにより⽴体にシルエット構成しています。
こちらのモデルも着実にファンを獲得しているアイテムで、メンズカジュアルパンツの⼀般的なストレートシルエットとウエストゴム仕様が好まれて います。
今後も⾊々な⽣地で展開していく予定で、⼭内の数少ない継続品番のアイテムです。
定番yc68をドロスクラップで再構築しました。
切り替えの多いアイテムですので、多種多様な種類の⽣地、⾊⽬の違いがとても良く収まり、⼒強いアイテムに⽣まれ変わります。
弊社が年2回コレクションを発表し15年が経ちます。
毎シーズン新たに試作をしていく⽣地や、コレクションで使⽤している⽣地はかなり多く、種類も多岐にわたります。
また、⽣地製作には最低ロットがあり、コレクションでのオーダーによっては、かなりのメーター数が残ってしまう現状があります。
その状況は世界のアパレル業界ではも等しく、その在庫となってしまった⽣地を、破棄している事実もあります。
その量は膨⼤で、⼤きな社会問題ともいえると私は思います。
ものづくりに関わる以上、全てのロスをなくす事は難しいとは認識していますが、せっかく原料から紡績、設計織り、を真剣に取り組んでいただいた ⽅々の⽣地を破棄する事は考えられません。
⼭内で使⽤している⽣地は、全てが思いの詰まったテキスタイルですので、新たな⽣地の使⽤機会として考え取り組んだシリーズです。
弊社の数あるストック⽣地をランダムにカットし、⽣地の状態で加⼯、染めの⼯程を加え新たなテキスタイルに変化させました。
その多種にわたる⽣地を使い、洋服の各パーツにランダムに振り分け裁断し、組み上げていきます。
このシリーズでも洋服にしてから加⼯する「製品加⼯」ではなく、⽣地の状態での「⽣地加⼯」までで留め、⼭内の縫製技術で丁寧に仕⽴てています。
⼀点⼀点違った表情を⾒せるパッチワークのようなアイテムですが、同じトーンでの染め上げにより、⼭内らしくカジュアルになりすぎない様意識し ています。
スクラップシリーズは、従来の量産よりも時間をかけ製作を⾏うことで、より付加価値を加え、⼿間暇かけて仕⽴てることで、より⼀層の特別感が⽣ まれます。
今期は、全ての⽣地に奄美⼤島での「泥染」を施し、本来の⽣地⾊の違いから、全てが異なったダークブラウンに染め上げました。
⼀⾒すると同⾊に⾒えますが、近くに寄ってみると、いろいろな⽣地の表情や、⾊味の違い、感触の違いがあり、⼼踊るアイテムに仕上がっています。
泥染め (奄美大島)
奄美大島に自生するテーチ木をチップ状にして、2日間煮出し、醗酵させて出来るテーチ木染料を使用する染色方法です。
その染料に何度も浸すことで染め上げた茶褐色の生地を、奄美の泥の中で同じく何度も染め上げています。
テーチ木染料のタンニンと泥の鉄分が反応し黑褐色、濃茶となり生地に固着する染色方法で、最初は少し張り感のある仕上がりですが、着用するにつ れ張りも落ち着き、経年により色変化も楽しめます。
湿気の多い日本の夏には特に効果的な消臭、防虫の作用を備えていることも特徴です。
・品番 / yc68-232-doro
・セットアップ提案商品 (ジャケット 品番 23234-doro ,シャツ 品番 23243-doro)
・サイズ展開 / 2, 3, 4 , 5
・色展開 / scrap doro mix
・スクラップシリーズ
・奄美大島の泥染め
・純日本製
・お洗濯 /ドライクリーニングのみ
・左右腰ポケット+左右後ポケット
・平ゴム+ウエストコード
表地 – mix生地
別布 – 綿 100%
※表地は様々な生地をmixしますが、メインはコットンです。
---仕上がり寸法表---
※洋服の特性上多少の誤差は生じます。
ウエスト | ヒップ | 股上 | 股下 | 裾口 | |
2 | 69~91 | 98.5 | 30.5 | 72 | 41 |
3 | 73~95 | 102.5 | 31 | 74 | 42 |
4 | 77~99 | 106.5 | 31.5 | 76 | 43 |
5 | 81~103 | 110.5 | 32 | 77 | 44 |
コレクションのファースト品番は、今期のメインテキスタイルの一つ、アルパカメルトンを使用したトレンチコートです。 とても上品な生地ですので、縫製の良し悪しが表に出やすく、最新の注意をはらいながら丁寧に仕立てています。
上品で美しいテキスタイルに、前端、ラペル、衿端につながる幅広のダブルステッチでエッジを効かせることにより、男服に必要な力強さを表現しています。
また、制約を課した上でシンプルにまとめ上げ、いかに魅了させることが出来るかをデザインの根本においているため、山内のアイテムは必要最低限 の付属によりデザインされています。
生地、パターン、縫製、ほんの少しの付属で構成され、山内らしさが存分に凝縮されたトレンチコートから今期のコレクションはスタートします。