ふたつの神。
こんにちは、中根です。
山内に入社して、2カ月が経ちました。
時間が経つのはとても早いです。
慣れない事ばかりやっているからでしょうか、季節の流れがいつもより速く感じます。
この3カ月で私は様々な事を学びました。
正直、今までの人生の中で今が一番沢山のことを吸収している気分でいます。
それはきっと、
今までのどんな時よりも、毎日が実践的で、更に責任感が伴っているからでしょう。
そんな環境での慣れないビジネスワードや、服飾の知らなかった世界、今まで学校で教わっていた当たり前が通用しない社会。
なるようになる。
そんな気持ちで今まで生きてきた私は、周りから"衝撃に強い人間"と思われることが多かったと思います。
強そうに見えて良いことかもしれません。
ですが、例え周りからどれだけそう思われても、自分自身がそうでなければ見掛け倒しです。
つい最近、明日からスタートする gallery event のノベルティの制作をしていました。
「決まった枚数を決められた時間内に完成させる。」
言うのは簡単ですが、実際にやるのは簡単ではありません。
それに、集中しゾーンに入ってしまった時
手を動かす、真っ直ぐ縫う、これに集中し過ぎると他の過程で雑さが出ます。
今回私の場合はアイロンの工程でした。
一度折り目を付けていても、縫い合わせた後のアイロンはもう一度幅を気にしなければなりません。
普段だったらそんなこと当たり前じゃん。と思えることです。
ですが素人の私はノルマに追われ、ゾーンに入ってしまった時そこまで考える事ができませんでした。
制作中に山内さんに教えて頂いた事があります。
神様と破壊神についてです。
ここで言う神様とは、山内の洋服の縫製をしてくださっている方々や素晴らしい生地を生み出してくださる方、驚くような加工技術を持った方などの職人さんをさし、
破壊神とは私のように全てをやろうとして、集中しすぎたが故に周りが見えていない人のことを言うのだと思います。
例え周りからどれだけそう思われても、自分自身がそうでなければ見掛け倒し
山内さんからこの話を聞いたときに、この見掛け倒しの話に通ずるものがあるなと思いました。
恐らくどんな仕事をしていても、このふたつの神様は存在するのだと思います。
私は破壊神です。
周りから見ても神様、自分自身でも自信を持っている。
まだまだ社会人2カ月目。わかっていない事が多いながらも、私も社会人としての神様になりたい。そんな最近でした。
明日から始まる gallery event お待ちしています。
作 / 中根藍