また、会う



こんにちは。
山内ギャラリーショップの倉員です。

4月に入って早1ヶ月。

気づけば完全に春の気候となり、季節の移ろいを感じます。

 

4月といえば季節の移ろいだけでなく年度の移り変わりの時期でもあります。

外に出ると新しい一年を始める人々のエネルギーに溢れているように感じます。

新しい季節と新たな始まりの両方を感じられそんなこの季節が、大人になってから年々好きになってきました。

 

それと同時に切り替わりのこの時期はこれまでを振り返り、物思いに耽る時間も増えてきます。

何がやりたくてそして何をするためのここにいて、そしてどうしていくのか。

考えてもキリがないことかもしれませんが、気候のせいか自然とそんなことが頭をよぎります。

 

懐かしい友達からの知らせや、突然の連絡、snsの投稿一つがきっかけで振り返ってみれば、もうあれから5年、10年経ったのかという驚きと不思議な気持ちになります。

あの頃の自分から見て今の自分は、という話はよくききますが、正直その時々で考えもだいぶ違ってきてしまうため自分はあまりそのことを考えることはありません。

その一方で、案外その時関わった人たちのことやそこにいたという経験は今でも気になりますし、時々話をしたり、その場所へ立ち戻ってみたいと思う時もあります。

 

過去の自分を振り帰って焦ることもあります。

それは人に会うことやそこへ立ち返ることでも起こるかもしれませんが、僕はそうでないことが多いです。

 

自分のルーツをたどり、自分自身ではなくその周りの物事に触れる時、自分は往々にして前向きなエネルギーをもらえます。

その場所に立ち帰ることは余計な考えを削ぎ落とし、時に自分を支え、時に叱咤してくれます。

また、同じ時間を過ごした人たちが皆それぞれ試行錯誤しながら今を過ごしている、それを知るだけで力が出ます。

例えば大成功を収めた人がいると聞けば、焦りや妬みにつながるかもしれません。

しかし、それが同じ時間を過ごした人であれば、その人となりが分かり、そこまでにどれほどのことを超えてきたのか想像がつきます。

それを応援する気持ちも、これは負けていられないという気持ちも、共に大きな刺激になります。

 

新しい年度が始まり、ここからまた一年が始まります。

次に会うときは、次その場所に戻るときはもう一回り大きくなっていたい、その思いを胸に努めていこうと思います。

 

アトリエの動きはコレクションを中心としているため、現在は前回のコレクションが終わってから次のコレクションのちょうど真ん中です。

前回のコレクションの製作を進めつつも、次のコレクションへ向かって走り始めるタイミングです。

またここから活発に動き始めるアトリエ・ギャラリーショップの状況も、ブログやライブでもどんどんお伝えしていこうと思います。

是非次に進んでいく山内の動きにご注目ください。

 

 

作  /  倉員