大きな挑戦。
山内は来年新社屋に引っ越しをします。
この計画自体は2年前から水面下でスタートしていました。
いろいろな社会情勢により工事が大幅に遅れ、ようやく先月から徐々に工事を再開しています。
完成は来年の3月頃。
今の自分に出来る最大限の力を使い、私たちの考える「山内」を感じて頂ける様な最高にかっこいい社屋を作りたいと思っています。
毎日のように現場や工務店で打ち合わせを重ね、イメージを伝え、想いを伝え、より良いスペースにと時間と熱量を惜しみなく使っています。
1階はギャラリーショップ。
山内の世界観を存分に感じて頂ける空間。
2階はアトリエ。
山内の心臓部。
3階はショールーム。
次シーズンのイメージを膨らませる空間。
ショップ作りはほとんど初体験ではありますが、洋服作りとなんら変わりのない事に気が付きます。
どれだけ熱量を持ってそのモノづくりに取り組めるかが、仕上がりに大きな差を生みます。
それは自分が手を動かしてする作業に熱を込めるのという事ではなく、自分の想いを相手に一生懸命伝える事、この作業が一番難しく大変であると思っています。
「パワーを使って人に想いを伝える作業を妥協せずにやり切るか」
ほとんどの場合、お金、キャリア、スキル、他人の問題にすりかえて、自分の思っている事を伝えきれず、仕方なく、面倒くさくなり、パワーが無くなり、、妥協していく事が往々にしてあります。
もちろんいろいろな状況により落とし所を見つけていく作業に変わりはないのかもしれません。
しかし、人に興味を持ってもらえるモノにするためには、あるいは少しでも人と違ったモノを作るためには、、、自分自身が納得するには、、
それには、たくさんの人が少しでも自分の気持ちを感じ取り動いてもらわない限り、それは実現しないということを私は知っているつもりです。
久しぶりに、若い時の様な独りよがりのメラメラとした熱量を心に秘めながら打ち合わせに取り組めている事が、とても懐かしく新鮮に思い、それを楽しんでいます。
完成した空間を見つめ、「よし」と納得できる事を目標に。
お披露目の日を是非お楽しみに。
作/山内