元祖ストライプモデルが復刻です。
こんにちは、知美です。
巷では "お盆" や "夏休み" といった、気が緩みやすいシーズンではありますが、いかがお過ごしでしょうか。
山内のアトリエでは、8月1日より全国的に23-24awが立ち上がり、次シーズンの24ss新作発表を終え、更に来年の24-25aw生地企画もスタートし、並行して来季分ssの量産(本生産)を進めています。
直営店となる弊社ギャラリーショップでは、最新のaw展示に入れ替わり、すっかり秋模様です。
今年は泥スクラップシリーズのドッキングコートに始まり、低温でじっくり重ねた本藍染、またアルパカ・ヤク・ブルーフォックスと、上質で力強いアイテムが勢揃いしたラインナップとなります。
まだまだ暑さが続いておりますので、すぐに着られるアイテムが欲しいな・・という方もみえるのではないでしょうか。
そこで、"復刻企画" が公式オンラインストアと店頭に仲間入りしました。
無地が多かった山内に、新しい風を吹かせてくれたあの【柄】の原点に立ち返ります。
「 ストライプ 」
本来ならば縦のラインを引き立たせるものですが、山内では、控えめになるよう考えられています。
色、線の太さ、異素材、筆圧感など・・。
これまでに色々な表現で楽しませてくれており、有松のハコムラ絞りやストライプは、無地派の方から親しみの持てる優しい印象です。
24ssではフェードストライプという "消えかけた線" という柄がありました。
私もすっかり好きになり、過去のコレクションの中から何点もストライプ生地のアイテムを個人オーダーして着用しています。
毎回産地が変わると織機が異なり、組織を新たに構成し、その都度、新しいクリエーションとなるので、見逃せません。
その、一番最初に発表したオリジナルのストライプ柄を「復刻」致します。
ダークカラーにダークカラーの掛け合わせ。
なんとも渋い配色です。
また、境目がハッキリし過ぎないように細い線と太い線を組み合わせたパネルにより、ソフトな印象とコントラストが和らいだ、デザイナーの繊細な配慮が感じられます。
更に塩縮加工を施すことで、より境界線が機械的な一直線ではなくなるため、より山内らしい印象を生み出しています。
当時のコレクションラインにあったフード付きのシャツコートと、イージーワイドパンツの2点ご提案させていただきます。
それに合わせて、二重織りコットンのワンタックパンツもギャラリー限定アイテムとしてお作りしました。
私自身、自宅でメンテナンスしながら使い込んでいくうちに、深みが増し、愛用する度に手放せなくなる品々です。
サラッとしたコットンアイテムを取り入れながら、秋へのイメージを膨らませていただけたらと思います。
さりげなく気分を変えてくれる "ストライプアイテム" と共に、 重厚感のある秋冬コレクションを、是非ともお楽しみください。
本日より店頭、または公式オンラインストアのlimited欄よりご覧いただけます。
作 / 山内 知美