憧れられる人になる。

 

 

こんにちは、知美です。

毎シーズン、デザイナーと生地の産地を巡りイメージを膨らませる私達ですが、行く先々、どこも桜が満開で海外の方の姿も多く見られました。

笑顔で微笑み返すこともでき、ようやく "春" がやって来たなぁと感じています。

 

先日awの量産がスタートするタイミングで、アトリエではコレクションミーティングが行われました。

我々のブランドはどこへ向かっていくのか、そして、今このアトリエチームに必要な事とは何か。

 

人として当たり前のことをする。

これに尽きるのではないかと考えました。

この業界で通用するかどうかではなく。

 

山内に関わるお客様は精神的にもレベルが高い方が多いと感じています。

だからこそ恥ずかしくないように、意識付けが大切だと重々思う中で、アトリエ内ではマニュアルブックなどは存在しません。

 

これもデザイナーである本人の人柄から来るものだと思っています。

「人に優しく自分に厳しい」これを常に体現していてくれます。

 

【 憧れられる人になる 】

 

 

私達は、常に板挟みです。

直接のユーザーであるお客様、卸先となるセレクトショップさん、生地屋さん、加工屋さん、縫製師さん、アトリエ近隣の住人さんや、働くその周りの家族に及ぶまで....。

 

規模の小さいメーカーですし、企画だけでなくモノ作りも行います。

尚更、一人で担当することも多岐に渡ります。

 

アパレルでいう川上さんや川下さん・または古くから知る友人など、どんな角度から見ても格好いい人であるには、年齢でもキャリアでもなく、決定打となるものは「人間力」だと痛感しています。

 

まずは目を見て挨拶をすること。

毎シーズン、グレードアップするコレクションに付随して、小さなことに感覚を研ぎ澄ませられる様に。

 

心地よい陽気に誘われ、お出掛けが増える季節です。

 

センスがいい人は、どんな人でしょうか?

周囲の人が「感じがいいな」と思った場合に発する言葉です。

自分自身には使いません。

 

どこかの誰かが憧れる、そんな人になれるように、アトリエやギャラリーを離れても、誠実さと品格を大切にする ”山内流” を常に意識して、日々の生活も見直していきたいと思っています。

 

 

作 / 山内 知