走り出し



一年の始まりというタイミングでは多少なりとも新たな一年について考えるものだと思います。

 

私もこれまでこの一年大きく飛躍するにはどうすれば良いか、

正月いっぱい時間をかけて綿密に計画を練ってきました。

 

私は何もわからない状態で物事を始めることが非常に苦手なため、

自分の走るコースと走り方を明確にした上で走り始めていました。

 

分かれ道があれば困難な方を選び、自分の限界ギリギリまでペースで走る。

 

それがこれまで目標を立てる上で最も困難で重要なことであり、

それこそが目標を実現させる正解であると考えていました。

 

 

新年を迎え山内の一員となって早4ヶ月となりました。

 

ものを作る行為は当たり前ではありますが考えているだけでは全く先に進めません。

手を動かして初めて形になっていきます。

 

そのためアトリエでは常に走り続けています。

そして走りながら考え必要なものを集めています。

 

そのような日々の中で少しづつ目標に対する考えが変化してきました。

 

・より重要なことはどのように走るかではなく、いかに早く走り出せるかということ。

・より困難なことは険しい道を選ぶことではなく、自分をスタートラインに立たせること。

・別の場所へ行くために計画を練る行為は、同じ場所で足を止めているという矛盾を抱えており、時に自分の足枷になってしまうこと。

 

今年はこれらのことを頭に置いて行動していこうと思います。

 

 

まだまだ山内の一員となって日は浅いですが、

山内も15年間スタートを切り続けたブランドであり、

走り続けた先が今なのだと感じます。

 

準備ができあがるときなど無いと考え、それを待たずにまず始めてしまう。

足りないものはその都度揃え、さりげなく成功へ近付けて行く。

 

私もこのブランドの一員として決して走り負けぬよう、

スタートを切り続け走り続けようと思います。

 

現在アトリエでも23ss量産へ向けて走り続けています。

山内の動きについても日々発信していきますので、是非今後の動向にご注目ください。

 

 

作 / 倉員