秋冬の量産スタートです。
こんにちは、知美です。
月初に行われました新作のお披露目会にお越しいただきました皆様、大型連休中にも関わらず足を運んでくださり、どうも有り難うございました。
5月に入ってからも、気候は上がったり下がったりを繰り返していますね。
雨が降ると更に肌寒く、今年は春らしくない気候に戸惑われている方も多いのではないでしょうか。
恒例の"全国行脚"・・と言っても伝わるようになった、移動型の展示会方式で全国を車で回らせていただいたり、バイヤー様の名古屋展示会も終わり、アトリエでは量産が始まりました。
今季からデザイナーのアシスタントとして生産管理や職出し作業に中根さんが加わり、皆さんが気付かれない様な糸の種類にまでこだわりが詰まった「山内流」のモノ作りを一つ一つ細かく教わりながら、一番時間を要する生地、そして付属などの準備から取り掛かってもらいます。
同時に来年のs/sのコレクション企画も始動しており、織屋さんとの打ち合わせのため尾州・遠州。富士吉田の産地へ出向きますので、ギャラリーを5/20(金), 5/27(金), 6/2(木)と臨時休業させていただく事となり、ご迷惑をお掛けしております。
生産がスムーズに行えるように、また、技術者さんが気持ちよくアイテムに取り掛かっていただける様に、そのまた次の業務までもスムーズに商品がお届けできるような段取りにするには、水面の下で繰広げられる白鳥のバタ足の如く凄まじい姿ですが、知ろうとしない限り見えてこないアパレルの「裏舞台」は、2022年の今日も変わらずアナログな現場です。
日本人だけで繋ぐバトンは、今の時代かなりの難航が強いられます。
モノ作りはどんな時でも《人》×《人》。
「チーム山内」としてアトリエ内・外を問わず、サポートし合えるよう新たな改革へ向けて、今までとは違った動きで挑むため、例年にないスケジュールでリスクを張りながら、各々の課題に取り組んで行きたいと思っています。
新しいスタッフが加わり、私自身、個別に行動する機会も増えました。
あっと驚く “心の動き” が仕掛けられる様に、裏方仕事に専念しつつ、カッコいい「山内の人」でいられるよう努めてまいります。
作 / 山内 知