27ss 名古屋展 7/11(土)12:00~
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今季もパリ展からスタートし、名古屋展、東京展の順に新作発表の展示受注会を行います。

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場所:山内 gallery shop
464-0013 名古屋市千種区汁谷町51 山内ビル1F
場所:Nakameguro Center(中目黒センター)
153-0042 東京都目黒区青葉台1-30-10-3F
場所:公式サイトonline store内「2026 spring summer」ページにて
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27ss コレクション説明
26awからパリでの展示会に出すようになり、気持ちモチベーションに大きな変化がありました。
憧れのパリでの展示会、山内の強みを再考するように初心にかえり楽しみながら取り組んだパリでのファーストコレクション。
とても良い反応があった事で、自分の強みを信じやり続けた20年は間違いではなく、見た人に伝わるモノになっているんだと確信できました。
そして今回はまだ海外で見せたことのない春夏ファーストコレクション。
春夏は秋冬ほどボリュームのある素材や作り込みは難しく、ハンガーにかかった状態でも人を魅了するアイテムに仕立てることはなかなか容易な事ではありません。
ただ常々私はコレクションアイテムは特別な存在であるべきだと思い続けているため、春夏シーズンでも秋冬に負けない力強さを感じてもらえるようなコレクションにしたいと思い製作しました。
一見重厚感を感じるアイテム、しかし触れてみるとモヘア、リネン、シルクは清涼感を感じ、極細のコットン糸を使用したシリーズは、秋冬素材とは全く逆の軽やかで透け感がありとても涼しげでありながら、その圧倒的な高品質なタッチ、面構えは春夏アイテムでしか出せない力強さを感じます。
弊社のコレクションに欠かせない生地加工に関しても、今回は色々な手法に挑戦しています。
継続して行なっている奈良県での藍染、奄美大島での泥染、岡山県でのエンシェントダイ。
その加工の組み合わせによって生まれる新たな質感や表情。藍染をした後に泥染を施したり、エンシェントダイの上から藍染、または泥染を施す。
仕上がりの表情は、表面の加工感の奥に隠れる色目や深みが独特な雰囲気を醸し出し、大人の風格を漂わせます。
また、日本の中で京都の一社でしか加工することのできないシルクの塩縮加工。
弊社の地元有松で長年取り組んできた有松絞りを施したテキスタイルなど、各産地の強みである加工を組み合わせることで生まれる山内のアイテム。
最高品質の素材、各産地の加工の組み合わせ、それを山内の生産背景により繊細で精巧に組み上げ形にしていきます。
仕立てられた洋服はラグジュアリー感を纏う唯一のカジュアルウエアへと変貌を遂げます。
秋冬コレクションに負けない力強い春夏コレクション。
27ss、それを実現できたのではないかと思います。
作 / 山内 章弘 (デザイナー)
山内の特徴
私たちの作る服は男服であり、内部構造はしっかりとしたメンズ仕立てを特徴としています。
芯の据え方や多種多様な芯の種類、伸び止めの使い方、縫い代の処理の仕方など、挙げればまだまだありますが、
それによりエッジの効いた山内の服が出来上がります。
洋服に袖を通した瞬間に感じる要所要所の厚みや堅牢さ、衿を手で掴んだ時のしっかりとした感触、洋服を腕にかけた時の適度な重量感も大事にしています。
そして、もう一つ山内の特徴として、現物を第一に考えるという点が挙げられます。
それは服作りの最終工程「縫製」を特に重要視している点と重なります。
デザイン、パターン、縫製の順に洋服製作は行われますが、モノづくりのほとんどの場合は最初にイメージした通りには進みません。
それは最終現場の縫製で大きな問題となり現れることが多く、常に最善の方法を模索しながら、いかようにも変化を繰り返し、最初のイメージに近づけていく作業です。
その最終現場での良い落とし所こそが、商品の品質に大きく影響していくため、「山内」は特に縫製に力を入れています。
また、仕立て、ステッチをデザインと捉え、細部の作り込みを最初からイメージし全体を構築していくことで、山内の製品は生まれます。
山内の洋服は長く着用していく過程で、ちゃんと生活に馴染んでいくよう、飾らないデザインを心がけ、丁寧に心を込めて製作しているモノは日々の暮らしの中で潤いを与えてくれるはずです。
・山内のシャツ
元来洋服のパターンは左右対称が一般的ですが、山内シャツのパターンは数ミリ単位で左右非対称です。
台衿のボタンを閉めて一番美しく綺麗におさまるよう設計しています。
毎シーズンミリ単位の修正を繰り返し、私たちの思う良いモノを常に目指しています。
・山内の使用するウール素材
山内の使用するウールは全てノーミュールシングウールです。
ミュールシングをしていない羊の毛であるという証明がされたウールのみを使用し、織り上げた毛織物を弊社ではノーミュールシングウールと呼んでいます。
※ミュールシング..羊への虫の寄生を防ぐために子羊の臀部の皮膚と肉を切り取る事。
私の思うブランドとは
私は「ヨーロッパのモノづくり」に憧れ、パリでの修行時代を経て、日本に帰国してからは「日本でのモノづくり」を熟考してきました。
私なりに常に服作りを考え続け、試行錯誤を繰り返し、気がつけばブランドをスタートしてから19年が経とうとしています。
私の憧れていたヨーロッパのメゾンのイメージは、自社アトリエ内で、時間を掛け目の届く範囲でモノづくりをし、一階の店舗で思いを伝える接客でお客様をもてなす印象が強くあります。
とても説得力のあるスタイルだと私は今でも思っています。
その思いは消えることなく私の中で一つの指標となり、
名古屋を拠点とする山内も、一階を店舗、二階アトリエ、三階ショールームとなる自社ビルを構えています。
やはり私はそんなメゾンのモノづくりに憧れ、また自分自身がアトリエの一員として裁断し、縫製をし、まとめをするアトリエの職人であり続けたいと思っています。
私の思うコレクションとは
私の中でコレクションでお披露目する洋服は特別な存在であり続けます。
洋服を仕立てる前の1着分の生地に加工を施し、着分の中で1着を丁寧に仕立てる、山内らしい加工生地を使用したアイテム。
泥染め、藍染、有松絞り、また激しい加工にも関わらず、仕上がりの表情はそれを感じさせず、上品な佇まいに落とし込んでいます。
あたかも生地そのものがその柄、色、風合いであったかのように仕立てる(まとめあげる)ことは、私が思う男服の要素、「押し付けがましくなモノ」に合う方法であると思い、やり続けてきたことの一つです。
よくよく見ると、一点一点綺麗に仕立てられた量産の洋服が、一つ一つ違った柄、色目になっているのも、私の好きな感覚です。
一見プリントに見えるが実は手絞りである、一見ただの単色茶色に見えるが多色の集合した泥染めである、一見すると普通、よく見ると何かが違う。
わかりにくく見にえにくい部分が多いのも男服には絶対に必要な要素であり、楽しみの一つであると思っています。
あえてわかりにくくする方法が、一番手間がかかり、コストがかかり、非効率なことが多いのがモノづくりの面白みであり、山内はそこを追求することにこだわりを持ち続けていきたいと思っています。
一つ一つにストーリーがあり、思い入れのあるアイテムが並ぶコレクション。
しかし山内の洋服はそれを少しわかりにくくしています。そしてあくまでタウンウエアとしての範囲の中に収まるようにしています。
ただ、一点一点少し時間をかけて見て触れてみてください。ちょっとした違いに気がつき何かを感じていただけるはずです。
見えない「におい」や「くせ」、「らしさ」があるのが山内の魅力であり山内のコレクションです。
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